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更新日:2015年4月6日更新
歴史と文化
淡路人形浄瑠璃
淡路人形の起源については、室町時代末に西宮の戎神社に仕えていた百太夫という傀儡師(人形遣い)が、この地に訪れ地元の人に伝えたとの説が有力です。江戸時代には、阿波藩主蜂須賀氏の庇護を受け、最盛期の江戸中期には40以上の人形座があり、全国を巡業し発展しました。明治時代になると新しい芸能に人気を奪われ衰退しましたが、伝統芸能を見直す気運の高まりとともに、喜怒哀楽を情緒豊かに表現する舞台芸術が内外ともに高く評価され、昭和51年に国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
沼島
周囲10kmの小島ですが、さまざまな伝説を秘めています。そのひとつは国生み伝説であり、島内にはおのころ神社があります。海岸線には神鬣岩などの奇岩が多く神々しい雰囲気が漂います。
おのころ島神社
イザナギ、イザナミの二神が、日本の国土をつくるとき、最初につくったのが淡路島と伝えられ、国生み伝説の舞台になっています。深い歴史や独自の文化が残されています。
淡路瓦
淡路には良質な粘土が豊富にあります。この土を高温でしっかり焼き上げて作られるのが淡路瓦。特徴はあくまでも美しく、強く、伝統と技術で住まいに命を吹き込みます。
文化財
今も静かに、美しくたたずむ南あわじの文化財。それらを一つ一つ訪ね、歴史を紐解いていくと、瞬く間に、政治・経済・文化の中心地として栄えた古の世界へと引き込まれます。玉青館には銅鐸のレプリカが展示されています。