本文
けがをしていたら
印刷用ページを表示する更新日:2015年4月6日更新
【災害対策】
【応急手当】
【応急診療】
【避難場所】
出血がひどかったら
出血の種類
- 動脈性出血
- 静脈性出血
- 毛細血管性出血
直接押える方法
- 基本は、傷口を清潔なガーゼや布で強く押える直接圧迫止血法です。
- 傷口を押えるためのガーゼや布は、清潔で厚みがあることと傷口を十分におおう大きさがあること
- 片手で圧迫しても血が止まらないときは、両手を使ったり、体重をかけて押えます。
止血点を押える方法
- 動脈性の出血が激しく続いているときに、ガーゼや包帯を準備する間に行う方法で、関節圧迫止血法と言います。
- 長い間押え続けると疲れてきて確実な止血ができなくなるので、必ず包帯などを使って直接圧迫止血を行います。
止血帯を使う方法
- 直接圧迫止血で止血が困難なときは、出血しているところより心臓に近いところに布などをきつく巻きます。これを止血帯方と言います。
- できるだけ幅の広い(3cm以上)三角巾や包帯などを使いましょう。
- 締めつけが不十分なときは、止血帯の間に棒を入れ、これを回してさらに強く締めます。
- 30分に1度は、血液がにじみ出てくる程度に、しばったところを、1~2分間緩めます。
- 止血帯を使用したら、必ず止血時刻を記録しておきます。
やけどをしていたら
とにかく冷やす
- 冷やすときは水道水などの清潔な水で冷やします。
- 面積の大きさにかかわらず、すぐに冷やして熱を取ります。
- やけどの面積が小さいときは15分以上冷やし続け、それでも痛みが続くようなら、さらに冷やすようにします。
- 2度以上のやけどで面積が広いときには、熱がとれたらそれ以上は冷やさないこと。
- 洋服やガーゼの上から冷やしてもよい。
- 気温が低いときや乳幼児では、低体温やショックを引き起こすことがあるので冷やしすぎないように注意しましょう。
清潔を保つ
- 感染を防止するためできるだけ無菌的に扱い、やけどをしたところを布などで保護するようにします。
- 布は、できるだけ清潔で刺激を与えない物、また、厚さが十分にある物を使います。
- 面積が広いときは、清潔なタオルやシーツなどを使います。
注意事項
- やけどの部分に汚れた物を触れたり、水膨れを破ったりしないようにします。
- また、無理に洋服を脱がせると水膨れが破れることがあるので、そのときは脱がせる必要はありません。
- 2度や3度のやけどのときは、すぐに病院に行くことが必要です。
- 油や味噌などを塗ってはいけません。
骨がおれていたら
動かないように固定する
- 変形があったり、痛みや腫れが激しいときは、骨折している可能性があります。
- 動かないように当て木をして、早く病院へ行くようにします。
身近なものを活用した固定方法
- 雑誌などを使って
雑誌で骨折した箇所を挟み込み、固定します。
三角巾で頚からつり、さらに体に固定します。 - 段ボールを使って
強度が弱いときは、重ねて使いましょう。
固定する部分より、長く幅の広い物を使います。
骨折したところの両側から段ボールを当てて、上下の関節が動かないように固定します。