本文
令和7年(2025年)7月 南あわじ市長 守本 憲弘
本格的な夏を迎える7月は、台風や集中豪雨による風水害に加え、熱中症のリスクも高まる季節です。
近年、局地的な大雨や線状降水帯による被害が各地で発生しており、海面水温の上昇によって強い台風も発生しやすくなっています。
加えて今年3月には、岩手県や愛媛県で大規模な山火事が発生し、多くの方が避難を余儀なくされました。気候変動による気温の上昇は、山火事の発生や拡大のリスクを高めるという研究結果もあります。「水」だけでなく「火」への警戒も重要です。
水害や火災に関しては、気象情報や避難情報を早めに確認し、危険を感じたらためらわず避難しましょう。また、ハザードマップの確認や非常持ち出し品の準備、避難行動の再確認も今のうちに行っておくことが大切です。
梅雨明け前後は、気温・湿度ともに高く、熱中症のリスクが特に高まります。屋外はもちろん、風通しの悪い屋内でも発症することがあるため、こまめな水分補給やエアコンの活用を心がけてください。
南あわじ市では、熱中症対策として公民館などの公共施設を「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」として開放しています。ご利用は各施設の開館時間内に限られますが、ご高齢の方や小さなお子様、持病をお持ちの方など、暑さに不安のある方はぜひご利用ください。周囲の方にもお声がけをお願いします。
「備えあれば憂いなし」。一人ひとりの備えと行動が、地域全体の安全と安心につながります。
■クーリングシェルター一覧はこちらからご覧いただけます
市内の公共施設などを「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」として開放しています。熱中症が心配なときは、無理せず涼しい場所で休みましょう。