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更新日:2025年5月1日更新

ふれあい市長室(232)

市制20周年記念式典を開催します

令和7年(2025年)5月 南あわじ市長 守本 憲弘

 本年1月11日、南あわじ市は市制20周年を迎えました。5月18日には、これまでお支えいただいた市民の皆さまをはじめ、多くの関係者の皆さまをお招きし、記念式典を開催いたします。


 市制15周年の際にはコロナ禍により、多くの人が集まる式典は断念せざるを得ませんでした。そこで、日頃、通学路の見守りなど、地道に善行を重ねられている方々を「おのころ賞」として表彰させていただき、感謝の気持ちをお伝えしました。その後を振り返りますと、ここ数年で最大の出来事は、令和2年に発生した新型コロナウイルス感染症の流行です。人々の接触が制限され、社会活動全体が大幅に縮小せざるを得ませんでした。本市では、各界の皆さまのご協力により、その影響を把握するとともに、特別定額給付金の給付、飲食等の半額キャンペーン「ジモ得」、ワクチンの集団接種など、スピード感のある対応に努めてきました。令和5年5月からの5類移行後は、地域活動やお祭りなど地域行事再開への支援にも取り組みました。最近は移住者を含む新たな担い手・若者たちによるイベントの開催など、コロナ禍が遠い過去かのように活気が戻ってきています。

 生活の安全・安心という面では、南海トラフ地震に備えた、大規模な防波堤や水門の設置を急ぐとともに、三原川流域の整備も計画的に進めてまいりました。国・県のお力添えもいただき、福良湾や阿万の津波防災インフラは昨年完成いたしました。一方、昨年は、年明けに能登半島地震、8月の日向灘地震、同月末には本市でも線状降水帯が発生するなど、地震や異常気象が頻発しており、油断はできません。引き続き、地域の皆さまとともに、防災訓練をはじめ、災害に強い強靭なまちづくりに取り組んでまいります。
スポーツ・文化面では、柔道家の正木健人さんの東京パラリンピック出場、阪神タイガースのリーグ優勝にエースとして貢献した村上投手をはじめ、本市ゆかりの若い力の躍動が我々に大きな希望を与えてくれました。また、令和4年には、「阿万の風流大踊小踊」がユネスコ無形文化遺産に登録され、地域の伝統が世界に認められました。

 観光面では、リニューアルした灘黒岩水仙郷、道の駅ランキングで県内1位の「うずまちテラス」のオープン、リニューアルを進める道の駅うずしお、大鳴門橋自転車道の着工など鳴門岬周辺の大規模な整備が進んでいます。イングランドの丘もコアラの赤ちゃん「ナギ」の誕生やピーターラビットフラワーガーデンの誘致など明るい話題にあふれています。本市が誇るブランド食材を産みだす第一次産業も、9年連続で農業生産額近畿圏1位を続けています。

 まだ課題も数多くありますが、これまでの20年間に感謝して、市民の皆さまとともに、「子育ての喜びが見えるまち」を実現し、「志を果たしにいつの日にか帰らん」と若い人たちに思っていただける「ふるさと南あわじ」を目指し、引き続き、未来に向けて市政を進めてまいります。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。