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ふれあい市長室(196)

印刷用ページを表示する更新日:2022年3月1日更新 <外部リンク>

地域コミュニティ力(りょく)の復元を~ポストコロナ社会を見据えて~

令和4年(2022年)3月 南あわじ市長 守本 憲弘

 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の期限が兵庫県や大阪府などで延長されました。全国での1日の新規感染者数は約10万人に上る日もあり、兵庫県でも6,000人を超える日が多く確認され、淡路島内でも過去最高を更新しています。本市では、感染予防に最も有効な手段の一つであるワクチン接種について、医師会・歯科医師会の多大なご尽力を賜りながら3回目の接種に取り組んでおり、2回目接種の後、一定期間を経過した高齢者の方から順次、接種のご案内をさせていただいています。集団接種は予約状況に余裕がありますので、個別・集団接種にかかわらず、ご案内がお手元に届きましたら、インターネットか電話でできるだけ速やかにご予約をお願いします。
 さて、コロナ禍での感染拡大のニュースや行動制限で、各種事業の動きなどの発信も低調になりがちな中、先日、本市に移住いただいている地域おこし協力隊・地域再生協働員による活動報告会がありました。美菜恋来屋を拠点として生産者等と連携するとともに、地域食材の地産地消の定着に取り組んだり、コロナ禍で一気に認知されるようになった、オンラインイベントでの魅力PR活動にチャレンジしたりするなど、多彩な活動を展開しています。私も時折活動ぶりをのぞかせていただきますが、地域に飛び込んで新しい風を吹き込む姿に、元気と勇気をもらっています。また、スポーツや文化の面でも、直近では卓球の全国大会出場の報告をいただいたり、人形浄瑠璃の木偶づくりで賞をもらったりと、制約の中でも着実に市民の皆さまの活躍が実を結んでいることは、とてもうれしく思っています。
 また、滝川記念美術館玉青館では3月12日まで、開館30周年記念松帆銅鐸展示室企画展「銅鏡オリンピック展」を開催中です。金銀銅をあしらった輝く銅鏡の光は、冬季オリンピック北京大会での日本勢の活躍と南あわじ市の輝かしい未来を象徴しているようにも感じます。また、夏には市内で発見された銅鐸7点が勢ぞろいする特別展も予定しています。

玉青館の企画展「銅鏡オリンピック」の写真

 一方、地域コミュニティ醸成の基盤となっていた地域の祭りやスポーツ大会、伝統芸能活動などがコロナ禍で活動中止を余儀なくされているのも事実です。市では、地域コミュニティ力(りょく)の復元とさらなる強化をめざし、こうした活動の再開を後押ししていく方針です。
 今年も早いもので年度末を迎え、新年度がすぐそこに迫っています。令和4年度も幅広い視野で市民生活、産業活動の実態を把握しながら、気を引き締めて市政に取り組んでまいります。市民の皆さまにおかれては、引き続き、市政へのご理解とご協力をお願い申しあげますとともに、新型コロナウイルス感染予防にも一層のご協力をお願いいたします。

感染症対策にご協力をお願いします

  • 3密を避け、人と接する場合はマスクを着用する
  • 手洗いや手指の消毒を励行する
  • 室内や移動の車内などでは換気を十分に行う