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ふれあい市長室(199)

印刷用ページを表示する更新日:2022年6月1日更新 <外部リンク>

「学ぶ楽しさ日本一」で作る子どもたちの未来

令和4年(2022年)6月 南あわじ市長 守本 憲弘

 

 教育は地域の子どもたちの未来に大きな影響を与えるとともに、地域の魅力を左右する重要な政策です。本市では4年前から「学ぶ楽しさ日本一」をスローガンに、教師の皆さまの絶大なご協力をいただきながら、教育環境整備に力を注いでいます。現在の取り組みを4点ご紹介したいと思います。
 一つ目は、本市が世界に誇る伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」を題材にした総合学習(コアカリキュラム)です。人形に触れ、伝統を守り表現する人から直接学び、技能・歴史・地域との関わりなどを9年間かけ多面的に探究することにより、(1)互いの強み弱みを認め合い、チームとして高め合う力(2)周りの状況から読み取ったり、自ら収集したりした情報を処理し、活用する力(3)課題を明確に把握し、見通しを持って主体的に取り組む力を身に着けようという目標をもって取り組んでいます。
 二つ目は、国の「GIGAスクール構想」に基づいた、子どもたちの個性に合わせた教育の実現への取り組みです。昨年度から、児童生徒一人ひとりにタブレット端末を配備し、探究的学習や協働学習だけでなく、子どもたちが授業の主役になって映像を制作し発表するなど、機能をフル活用しています。中学3年生では、人形浄瑠璃のPR動画を作成し、英語で世界に発信することを目標にしています。
 三つ目は、放課後に遊びを通じた多種多様な体験プログラムを提供する「アフタースクール事業」です。地域の人たちに趣味や特技を生かして「まちの先生」になっていただいたり、外部講師や市内企業等と連携したりしながら、子どもたちの自主性、積極性、コミュニケーション力などを育み、なりたい自分を見つけることができる「子どもの居場所づくり」をめざしています(現在は5校区で実施、2校区で準備中)。また、著名なスポーツ選手や文化人を講師として、子どもたちがスポーツや芸術の魅力や楽しさ、努力の意味や仲間の大切さを感じとり、大きな夢を持って豊かな人生を描いてほしいとの願いを込めて、「夢プロジェクト」も実施しています。
 四つ目は、人としての生き方・あり方を考える防災教育の推進です。小中学生が防災ジュニアリーダーをめざし、実地学習に取り組んでおり、小学5年生の自然学校でも、安全の確保の仕方を自ら工夫するなど、子どもたちが将来にわたって主体的に地域の防災に関わり、 安心・安全なまちづくりに貢献しようとする意識の醸成を図ります。
 次の時代を担い、これからのまちをつくる存在である子どもたち。将来を予測することが非常に難しい新時代を生きるためには、自ら学び、考え、行動し続ける習慣を身につけることが不可欠です。学校教育が準備すべきことを明確にし、地域の皆さまにもご協力をいただきながら、一歩先んじた教育環境づくりに引き続き取り組んでまいります。

感染症対策にご協力をお願いします

  • 3密を避け、人と接する場合はマスクを着用する
  • 手洗いや手指の消毒を励行する
  • 室内や移動の車内などでは換気を十分に行う