ふれあい市長室(195）

猛威をふるうオミクロン株
今一度感染予防行動の徹底をお願いします

令和4年（2022年）2月　南あわじ市長　守本　憲弘

　昨年末には落ち着きを見せていた新型コロナウイルス感染の状況が全国的に悪化しています。1月中旬以降は、洲本健康福祉事務所管内でも感染者の報告が続いており、本市の市立保育施設でも陽性者が確認されるなど、爆発的な感染者増加傾向がみられます。
　幸いにして感染拡大傾向がみられる前の1月上旬には、２日間に分けて、延期されていた昨年分と本年の新成人の方々の成人式を開催することができました。感染対策を万全に行いながら、成人の方のみの入場に制限した上での開催となりましたが、参加者のご理解を得て、無事に２回の式典を終えました。成人式実行委員会および式典参加者の皆さまに改めて感謝申しあげます。
　成人式で私からお祝いの言葉をお贈りする際、毎回申しあげているフレーズがあります。「こころざしを果たしに、いつの日にか帰らん」。おなじみの唱歌「ふるさと」の一節を私からの思いを込めて一部変更させていただいたものです。こころざしを果たした後でふるさとに帰ってくるのではなく、こころざしを果たしにふるさとに帰ってきてほしい。そんな思いを込めてこの言葉をお贈りしています。そして、帰ってきたいと思っていただける「ふるさと南あわじ」にするため力を尽くしていくことは、今を生きる私たちの使命です。
　「ふるさとを離れ頑張っている若者たちを少しでも応援したい」。そんな思いから、本市では「若者ふるさと応援便事業」を行っています。この事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が続く中、ふるさと南あわじ市を離れ、将来の夢に向かって頑張っている若者を応援するため特産品を贈らせていただくものです。詳しくは市のホームページ等でご確認いただければと思います。申し込みがまだの方は、ぜひご家族からお声がけください。申請の際には、若者たちからの意見もいただけるようアンケート調査も併せて行っていますので、ご協力をお願いします。
　新たな変異株「オミクロン株」の登場により、再び猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。「オミクロン株は、これまでとは比較にならないくらい感染力が強い」との明確な認識を一人ひとりがもつことが必要です。
　一方、本市もスピード感をもって取り組みを進めているブースター接種と呼ばれる３回目のワクチン接種、また、飲み薬の開発が進んでいることなど、トンネルの先に光が差しつつあります。市民の皆さま・事業所の皆さま、今一度、感染予防を一人ひとりが徹底いただき、この危機を乗り越えてまいりましょう。どうぞよろしくお願い申しあげます。