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ふれあい市長室(179)

印刷用ページを表示する更新日:2020年9月1日更新 <外部リンク>

平和な暮らしへの感謝と災害への備え

令和2年(2020年)9月 南あわじ市長 守本 憲弘

 8月15日は終戦の日でした。本市では、毎年若人の広場公園において「戦没学徒追悼献花式」を行っています。本年は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、規模を例年の半分程度に縮小し挙行しました。献花式に引き続いて行われた「萬灯会」では、約1,200個の灯籠が灯されると幽玄な雰囲気に包まれ、灯籠で描かれた「平和」の2文字が夕闇に浮かび上がりました。また、初の試みとして開催したミニコンサートが始まる頃には、鳴門海峡に美しい夕陽が沈み始め、心地よいそよ風が吹き始めました。追悼献花式、そして夕暮れの萬灯会、平和を願う曲が石造りの壁に響き渡るミニコンサートと厳粛かつ幻想的な時間が流れる中、改めて平和のありがたさをかみしめるとともに、恒久平和と更なる発展を誓うひと時になったことは言うまでもありません。
 平和な暮らしを守るためには、災害への備えも忘れてはなりません。7月29日には、各地区の自治会長の皆さまなどにご参加いただき、「地域づくり懇談会」を開催しました。「災害時の住民避難における新型コロナウイルス感染症対策」をテーマに、2時間程度の懇談をさせていただきました。ご参加いただいた皆さまからのさまざまなご意見やご質問は、とりまとめて新聞折り込みや市民交流センターにも設置させていただいているほか、市ホームページでもご覧いただけます。マイ避難カードや市の指定避難所一覧なども掲載していますので、ぜひご活用ください。
 また、ご存じの方も多いかと思いますが、9月1日は「防災の日」です。国では、9月1日を含む1週間(8月30日~9月5日)を防災週間と定め、全国的に防災・減災への取り組みの呼びかけが行われています。市民の皆さまにおかれましては、「防災の日」にあわせて、日頃の備えを再確認いただきますようお願い申しあげます。
 また、津波・防災インフラ整備では、福良港湾口防波堤の工事状況を挙げますと、港関係者など関係団体のご理解とご協力により令和5年度の完成に向けて着実に工事が実施されています。現在、既存防波堤の改良(嵩上)工事や、防波堤新設などの整備が進められている状況にあります。引き続き、国や県、そして地元の皆さまとも連携しながら一刻も早い完了をめざします。また、治水面においては、国土交通省、兵庫県との連携のもと、湊排水機場の更新工事の着工が正式に決定しました。長年の課題の一つがまた一歩前進し、災害に対する備えとして整備されることは喜ばしいことです。引き続き、他の懸案事項についても実現できるよう強く働きかけてまいります。
 残暑の厳しい日が続いています。市民の皆さまにはくれぐれもご自愛いただきますとともに、新型コロナウイルス感染予防についても、こまめな手洗い、熱中症にも注意しながらのマスクの着用、3密を避けるなど、引き続き取り組んでいただきますようお願い申しあげます。

 

戦没学徒追悼献花式の様子 萬灯会の様子

  戦没学徒追悼献花式の様子             萬灯会の様子