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更新日:2024年6月1日更新

ふれあい市長室(223)

災害への備え、改めて確認を

令和6年(2024年)6月 南あわじ市長 守本 憲弘

 近年、異常気象による豪雨や大型化する台風による洪水・土砂災害が全国各地で報告されるようになっています。昨年の6月には、南あわじ市でも、梅雨前線による大雨及び台風2号により、早朝から市内全域に「高齢者等避難指示」を発令、沼島では「線状降水帯」による豪雨のため、全島民を対象に「避難指示」を発令しました。
 地球温暖化の影響により、大気中の水蒸気量が増加し、短時間に大量の雨が降る集中豪雨が頻発しているのが、近年の異常気象の特徴です。それによって、いままで経験したことのない洪水や土砂災害が発生するリスクが高まっています。これまでの災害事例では、想定を超えた豪雨や台風の影響が広範囲に及び、行政や消防団の公助が行き届くまでに時間を要するケースが増えてきています。
 防災の基本として、(1)自分の身は自分で守る「自助」、(2)地域の人々と助け合う「共助」、(3)行政の支援を受ける「公助」の三つの「助」が言われます。行政や自治会において、「公助」「共助」の充実を進めているところですが、災害被害を軽減するためには、一人一人が「自助」の充実を図る必要があります。改めて、次のような点を確認いただき、想定外の自然災害の発生に備え準備をお願いしたいと思います。いざという時の安全確保とともに、日頃の不安軽減にも役立ちますので、ぜひご家族や近所の人たちと確認してください。
 (1)自宅にあるハザードマップ(洪水・土砂災害、高潮、ため池)で自宅周辺の災害リスクを確認する。
 (2)近くの避難場所とそこまでの経路を確認して、実際に複数の経路を通ってみる。
 (3)家族との連絡方法を確認しておく。電話が繋がらない場合はどうするかも家族で決めておく。
 (4)防災用品を持ち出しやすいところに準備しておく。
 (飲料水、食料、医薬品、懐中電灯、ラジオのほか、ライフラインが途絶えても過ごせるもの)
 (5)ひょうご防災ネット(緊急情報お知らせメール)を登録する。スマホアプリもあります。

 後記:1月から各地で大きな地震が続いています。お住まいの耐震チェックなども重要です。また、南あわじ市でも高齢者を狙った特殊詐欺が報告がされています。十分ご注意ください。