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ふれあい市長室(74)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

 

大学学部誘致に向け本格的に始動

 

平成23年11月 南あわじ市長 中 田 勝 久

 

 志知高校跡地の有効活用について、地元の皆さんや地域の主な団体から強い要望をいただく中、大学学部誘致に奔走してまいりました。
 有識者のご尽力もあり、この度、学校法人順正学園のご理解をいただき、吉備国際大学の学部を誘致すべく先日、吉備国際大学学部設置基本協定書調印式を行い、大学学部設置を正式に進めることの確認をいたしました。また、志知高校跡地の土地、建物は県の所有ですが、井戸知事には、県として歓迎する、活用していただいたらとのお言葉もいただきました。
 併せて、内藤正明京都大学名誉教授や加古敏之神戸大学名誉教授の先生方が、熱心にお取り組みいただき、日本を代表しモデルとなる大学学部の設置をめざし準備をすすめていただいております。
 大学の内容は、(1)農を主とする地域再生を目指す学部、(2)1学年60名程度、4学年で240名規模、(3)(仮称)南あわじ志知キャンパス地域創成農学部(4)平成25年4月開校を目標とするなどを骨子として、土地、建物の対応や市としての支援策など、順正学園や県と協議を進めております。一方、農学部で学生は来るのか、卒業生の就職先はあるのか、大学が持続できるのか、費用対効果があるのかなど心配される方もおられます。リスクや課題はどんな事業も施策でもあります。
 しかし、市の将来を真剣に考えると、農漁業の大産地でありながら高齢化や後継者不足により就業人口が極端に減少しております。所得の確保や産業としての持続を成し遂げるには、大学学部誘致を一つのチャンスとして捉え攻めの市政を展開したいと考えております。
 内藤先生や加古先生の知識や経験、ネットワークを最大限に生かしていただきながら、地域や団体組織と綿密な連携を図り、共同研究や商品開発、生産体制の強化、マーケティング戦略など、「飯の食える農業」、「農と食の持続」、「地域再生」をテーマにあらゆる仕組みづくりや仕掛けづくりに挑戦してまいります。
 先日、市内各種団体の皆様のご支援を得て、大学誘致推進協議会を設置していただきました。地域と大学が連携し、ふるさと資源豊な市の潜在的な能力を最大限に発揮してまいりたいと考えております。
 市民の皆様におかれましては、島内外から若者が集い文化度がアップする飛躍の機会としてご理解いただくとともに、単なる大学誘致ではなく、地域が主体的に大学学部を活用し支援するとのご理解をいただきますようお願いいたします。

吉備国際大学学部設置基本協定書調印式の写真です
▲吉備国際大学学部設置基本協定書調印式
 中田市長(中央)