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ふれあい市長室(166)

印刷用ページを表示する更新日:2019年8月1日更新 <外部リンク>

市民まつりの見直しについて

令和元年(2019年)8月 南あわじ市長 守本 憲弘

 夏本番となりました。この記事が出る時には、慶野松原の華やかな花火を楽しまれた方々も多いことでしょう。一方、福良湾の花火大会がなくなり残念に思われる方もいらっしゃると思います。
 本市では、平成19年以降、毎年、市民の一体感を醸成し、豊かで住みよく活力あるまちを育むことを目的として、春から秋にかけて、「淡路だんじり祭り」(三原健康広場)、「慶野松原花火大会」、「福良湾海上花火大会」、「食と文化の市民まつり」(サンライズ淡路)の四つを「市民まつり」と銘打って開催してまいりました。合併後14年が経過する中、市民の一体感は相当醸成されてきたと感じます。
 しかしながら、参加団体の減少、安全コストの上昇をはじめ、それぞれのお祭り特有の課題も顕在化してきました。また、21ヵ所の地域づくり協議会の取り組みが活発になるにつれ、「市民まつり」とは別に、手作りの納涼祭など、市民自ら楽しむ特色ある事業が各地区で活発に開催されるようになってきました。
 こうした状況から、従来の「市民まつり」は、より目的を明確にし、関係者の自主的な取り組みを市が支援する形で見直しを行うこととしました。具体的には、「市外から人を呼び込むイベント(観光交流人口の増加)」「観光・商工・自治会などからなる実行委員会の組織の確立」を基本に、南あわじ市の魅力をアップし強力に発信するイベントに再構築すべく、これまでの実行委員会や関係団体に対して、検討いただくようお願いしました。
 この方針を踏まえて協議・検討を進めた結果、今年の「慶野松原花火大会」については、観光・商工関係者を中心に、これまで以上の観光振興や産業振興をめざした「にぎわいづくり事業」として開催されることとなりました。
 また、「福良湾海上花火大会」については、観光オフシーズンに来訪者を呼び込む新イベントとすべく、観光関係者・地域住民などで委員会が組織され検討が進んでいます。
 「食と文化の市民まつり」および「淡路だんじり祭り」については、慎重な検討が進められ、今年については開催を見合わせることになりました。
 淡路島には、年間1,200万人を超える観光客が訪れ、また今後は2025年の「大阪万博」など外国客の増加も大きく期待される中で、各種団体や住民と連携した観光戦略の展開は、本市の主要施策の一つです。従来の「市民まつり」が、関係各位の創意工夫により、さらに魅力あるイベントとして再構築されるよう積極的に支援してまいります。
 市民の皆様には、こうした状況をご理解いただくとともに、今後の「にぎわいづくり事業」の具体化にご期待・ご協力を賜りたいと存じます。