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ふれあい市長室(147)

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新 <外部リンク>

最大の魅力を最大限に

平成30年1月 南あわじ市長 守本 憲弘

 明けましておめでとうございます。
 通常は、今年一年の計を書くべきところかも知れませんが、まずは、その前に、市長となって約一年の感想を申し上げます。
「新発見の連続」という言葉がぴったりの一年でした。そのほとんどは、南あわじ市がこんなにも魅力的で素晴らしい土地だったという、嬉しい発見でした。もちろん、淡路たまねぎや淡路島3年とらふぐなどに代表されるブランド食材、鳴門海峡の渦潮、人形浄瑠璃、国生み神話など、南あわじ市そして淡路島が自然にも、歴史にも恵まれた土地であることは、先刻承知です。さらに、各地域を回ってみると、華やかで個性ある地域のお祭り、四季折々の花自慢、由緒を残す多数の神社やお寺、朝に夕に見られる海山の絶景に驚かされます。
 しかし、それにも増して嬉しい発見は、私たちの地域が持つ魅力を、もっと楽しみ、もっと磨き、もっと世に広く知らしめようと頑張っている方々が、とても大勢いらっしゃると分かったことです。鳴門海峡の渦潮を世界遺産にという取り組みは、狭き門をものともせず、徐々に人々の心をゆり動かしつつあります。だんじり唄を支える方々は、地域の子ども達に引き継いでいます。国生み神話も島民上げての努力で日本遺産となり、更に普及の度を強めています。永田秀次郎(元東京市長・俳人、倭文出身)、樋口季一郎(ユダヤ人を救出した陸軍中将、阿万出身)、田中正平(物理学者・音響学者、賀集出身)などの淡路島が生んだ偉人達をもっと表舞台にという動きも強まっています。
 スポーツや文化活動の活発さも特筆すべきです。昨年も、児童から高齢者まで、バレーボール、野球、水泳、空手など数多くの全国大会への壮行会や報告会に同席させていただきました。春秋に熱心に行われる文化団体の発表会、音楽、雑俳、舞踊など各種展覧会ほか、ひっきりなしに開催され、とても全部は見られません。5万人弱の人口の地域にして、これだけの活動量の多さ。住民の皆様のスタミナに脱帽です。
 前月号の「ふれあい市長室」では、シニアや女性の就業率の抜群の高さについて紹介しました。これも私にとっては新たな発見でした。そして、まだ広く知られてはいませんが、農業で、漁業で、福祉の分野で、まちづくりで、時代の先端を行くような取り組みをされている若い力も増えつつあります。まさにこの、何に対しても熱心に取り組む前向きな住民の姿勢が、南あわじ市の最大の魅力であり、これからの南あわじそして淡路島を、時代の先導地域に押し上げていくものと信じています。
 私の一年の計は、こうした皆様の力が最大限に発揮できる環境を整えること。この一点に尽きると思っています。
 最後に、本年が皆様にとりまして幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、年頭にあたってのご挨拶とさせていただきます。