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政務活動費収支報告書(令和6年度)
会派名 : 南あわじ市公明党
金額 |
摘要 |
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政務活動費 |
150,000円 |
金額 |
摘要 |
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調査研究費 |
35,220円 |
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研修費 |
2,330円 |
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広報広聴費 |
0円 |
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要請・陳情活動費 |
0円 |
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会議費 |
0円 |
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資料作成費 |
0円 |
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資料購入費 |
15,950円 |
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事務費 |
6,004円 |
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計 |
59,504円 |
残額 90,496円
【相手方】
南あわじ市子育てゆめるん課 稲本課長・荒木管理栄養士
南あわじ市教育委員会 上原次長補・給食センター 山形所長
淡路オーガニックアイランドを目指す農業者等研究会
ママエンジェルス 神戸・徳島
住みよい淡路を作る会
YECブレイス
【目的・内容・結果等】
(目的)
給食事業を所管する部署の担当者を招いて、オーガニック給食の実現を要望している団体の方と意見を交換する。
(内容)
給食センターでは、オーガニック野菜の効果は理解しているが、まとまった量の提供並びに保護者の給食費の負担を考えると実行は難しい。ただ、給食センターで利用している調味料(味噌・醤油・酢)については、地元産を採用しているとのことである。また、鱧・ぶり・鯛・淡路ビーフなどの地元産の食材を提供して、食育にも力を入れている。
保育所・認定こども園では、自園調理を行っており、地元の業者等から材料を仕入れているため、別の所からの購入は難しい。ただし、2023年度は地元の福祉施設が栽培している米・玉葱などを利用した実績がある。
【今後の課題・取り組み等】
給食の食材の供給には、いろいろな課題があり、早急に解決方法を見出すのは難しいと感じた。その中で、児童や生徒、保護者にとって最適な方法を探りながら、「安全で楽しく、おいしい給食」を目指していくことが大事である。
【備考】
ゆづるはクラブ・創世クラブ・共産党との合同で実施した。
【相手方】
体験型フィッシュマーケット UMIKARA
【目的・内容・結果等】
(目的)
水産業の振興のための海業に取り組んでいる先進地を調査する。
(内容)
高浜町では昭和40年には第1次産業に就業者の46%が従事していたが、現況では7.5%に減少している。また海水浴客も年間150万人から20万人に減少、観光のスタイルも宿泊型から日帰り型に移行となり環境が大きく変化してきた。そのような状況の中、平成13年に4つの漁業組合が現在の若狭高浜漁協に一本化した。
当時の課題として
1. 施設の老朽化による高付加価値化の限界
2. 漁獲変動の大きさ
3. 6次産業システムの未形成があった。
そこで、高浜漁協再整備事業をスタートし「多様で魅力ある漁業経営と地域づくり」に取り組んだ。漁業再生のために必要なのは「魚の価値」を挙げることとポイントを絞り海の6次化に力を入れた。獲った魚を地元で加工し地域のショップ「UMIKARA」で販売や飲食ができるようにした。これにより魚価がアップし、漁師も収入がアップする好循環を生み出している。
【今後の課題・取り組み等】
1.周年観光の構築
現在は夏だけの観光客が多いので、四季を通じた海洋資源の発掘と商品化また、近隣市町との連携をはかる。
2.高浜漁港をハブとした広域海業連携システムの構築
3.漁業振興型海業の展開
地産地消や地産地消や高付加価値化の促進、新たな商品の展開
4.他観光施設との連携による魅力向上
などが挙げられる。
これらの課題に一生懸命取り組まれているところが素晴らしかった。
【相手方】
高島浄化センター
【目的・内容・結果等】
(目的)
下水汚泥の堆肥化による循環型社会の構成について
(内容)
当浄化センターでは、汚水を浄化する過程で発生する下水汚泥から肥料を製造する「コンポスト化施設」の整備が完了し、令和6年2月1日から肥料の製造を本格開始し、6月1日から販売をしている。以前は下水汚泥を産業廃棄物として処理していた。しかし、処理費が約1.6倍に高騰したため今後の処理方法について協議をし、滋賀県で初めての「コンポスト化」を導入した。高島浄化センターでは、下水汚泥を肥料にすることで、「地産地消」や「資源循環」を実現している。また、生産した肥料についても利用者から高評価を得ているとのことであった。
【今後の課題・取り組み等】
かなり広い敷地であり、周りに住宅もあまりない環境であったが、「匂い」については苦情があったようである。そのため、匂いについてはできうる限りの対策を取っている。当市では、野菜残渣の処理が主な目的であり、それと下水汚泥の対策を併せて考えている。このような「コンポスト化」が可能なのか、また、費用面で効率的に運営できるかという課題が残る。ただ、野菜残渣・下水汚泥の処理については当市における喫緊の課題であり、今後の対策について先進地の取り組みを参考に取り組んでほしい。
【相手方】
南あわじ市
産業施設部 興津武秀 副部長 井上拓也 副部長
商工観光課 土井正典 課長 金山悠輝 主事
建築技術室 榎勢 陽一 室長
【目的・内容・結果等】
(目的)
灘黒岩水仙郷の現状並びに今後の管理について
(内容)
今年は例年に比べて水仙の開花が遅れている。(これは当市だけでなく福井県の越前岬水仙ランドも同じである)開花の状況については、山の斜面で、土が滑り落ちて岩肌が見えているところは咲いていない。また、咲いている本数も以前より見劣りがする。観光客からの苦情もあるとのことである。
来年以降、どのようにして水仙の花の数を増やしていくか。また、通年営業に切り替えることになるが、観光客をどのようにして増やしていくのか、課題が多いことが分かった。
【今後の課題・取り組み等】
まず、この建物のロケーションは海がよく見えるし、沼島の姿も見ることができる素晴らしい場所である。また、2階のスペースには、人気のある飲食店が入るとのことである。また、オートキャンプなどができるよう取り組んだり、サイクリストの休憩地として利用したりといろいろ企画も考えているとのことである。
大事なことは12月下旬から2月中頃までの水仙が咲いている時期と3月以降の水仙が咲いていない時期とを区別してそれぞれに観光客を誘致できるように取り組んでいくことであり、地元の活性化に貢献できるように努力してほしい。
【目的・内容・結果等】
4月18日 1時間目「国家戦略特区の取組と地方創生」
2時間目「お笑いの力で地域活性化」
4月19日 1時間目「地域マーケッティングによる戦略的なまちづくり」
2時間目「地域ブランディングのケーススタディ」
今回の研修は「まちづくり」における様々な取組を行っている講師の話を聞くことで、当市の「まちづくり」に生かせる取組について研修した。
18日の1時限目では、兵庫県養父市の「農地所有適格法人」以外の法人の農地の所有について学んだ。米の一元的な自社管理による酒米の生産・輸出を行う6次産業化に挑戦している企業も現れた。
2時限目には、吉本興業の芸人が地方に移住する「住みます芸人」の取組について講演があった。若い芸人の発想で地域おこしに成功した例を紹介していた。
19日の1限目のタイトルにある「地域マーケティング」とは地方自治体やその地域の企業が主体となり、その地域の特産品や観光資源を用いて、地域の経済やコミュニティを活性化させる取組である。秋田大学生がオリジナルの日本酒造りに取組み、ターゲットの選定や販売方法までプロデュースをし、企業または、製品の認知拡大と購買の動機付けに成功した例を挙げていた。講師の益満 環氏が言われている「自治体ももはや倒産する時代であり、マーケティングの視点でいかに稼ぐかを真剣に考えていかなくてはならない時代」との言葉が印象に残った。
【今後の課題・取り組み等】
これからの「まちづくり」は、自治体の力で稼げるようにならなければならないと感じた。そのためには、地域にある特産品や企業、または、観光資源を活用し、プロモーションしていくことで、「その商品を買いたい」とか「このまちに行ってみたい」と動機づけることが大切である。