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南あわじ市では、時代の流れとともに今後の課題を的確に捉え、市民や関係機関と連携しながらまちづくりを進めていくため、10年後の南あわじ市のめざす姿を明らかにし、南あわじ市で生まれ育ったことを誇りに思い、これからもこのまちに住み続けたいと感じられるまちづくりに取り組んでいくため、「第2次南あわじ市総合計画」を策定しました。
第2次総合計画の策定にあたっては、市民との協働により総合計画を審議するため地区代表、学識経験者、諸団体役職員からなる「南あわじ市総合計画審議会」を設置し、延べ8回にわたる審議が行われました。
また、各種アンケートやパブリックコメントなどを通じて、市民の皆さまから幅広くご意見やご提言をいただきました。
総合計画とは、南あわじ市の最上位計画でまちづくりの基本方針を示すものです。
総合計画は、「基本構想」と「基本計画」で構成します。
基本構想の計画期間は、平成29年度から平成38年度までの10年間とします。
平成29年度から平成33年度までの5年間を前期基本計画、平成34年度から平成38年度までの5年間を後期基本計画とします。
だから住みたい 南あわじ
~人がつながる 笑顔あふれる ふるさとづくり~
先人たちのたゆまぬ努力によって受け継がれたこの地に、これからも市民が「住み続けたい」と思い、市外の方に「これから南あわじ市に行きたい、住んでみたい」、すべての人が活きいきと社会貢献を通じた生きがいを持ち続け、健康で周囲から認められる魅力あふれるまちづくりを進めるため、市民の積極的な参画を得ながら、南あわじ市の現状と課題を認識し、協働により市民一人ひとりの幸福と地域の幸福を実現していきます。
将来像の実現に向けては、次の3つのまちづくりの柱を掲げ、南あわじ市を支えている産業を維持・展開していく仕事の確保や、その仕事に就き今後このまちを担っていく人づくりを行いながら、市民が安全に安心して暮らすことができる環境整備を進めていきます。
若者世代の人口流出に歯止めをかけるためには、市内において魅力ある働く場を創出することが重要です。
このためには、地域のふるさと資源を活かした農畜水産業・地場産業・観光業の振興をはじめとして、優良企業の誘致や異業種・各分野の連携による新たな産業づくりを推進することにより、交流促進、新たな雇用の創出につながる活気ある仕事づくりを行います。
まちづくりにおいては「人」がすべての中心であり、次世代を担う人材を育成することが重要です。
子どもを安心して産み育てられる環境の充実をはじめ、地域への郷土愛の醸成や生涯にわたってスポーツや文化芸術活動にふれあう環境を整備し、市民一人ひとりが、南あわじ市の一員、地域の一員として自立し、共生の心をもって生活していくことが重要です。
このように人と人とのつながりを大事にしながら、市民一人ひとりがひかり輝く「人」づくりを行います。
安全に安心して暮らせることは、南あわじ市への定住を進めるうえで、重要な要因です。
南あわじの豊かな自然環境を守り続けるとともに、快適な生活環境づくりを行い、自然災害や老後の不安を解消し、市民誰もが生涯現役で活躍できるまちを形成することにより、いつまでも南あわじで暮らし続けたいと思う魅力あふれるまちづくりを行います。