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政務活動費収支報告書(令和5年度)
会派名 : 創世クラブ
金額 |
摘要 |
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政務活動費 |
450,000円 |
金額 |
摘要 |
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調査研究費 |
419,076円 |
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研修費 |
0円 |
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広報広聴費 |
147,712円 |
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要請・陳情活動費 |
0円 |
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会議費 |
0円 |
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資料作成費 |
0円 |
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資料購入費 |
0円 |
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事務費 |
0円 |
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計 |
566,788円 |
残額 0円
【場所】
相馬市
【日程】
令和5年10月16日(月曜日)
【調査目的】
相馬市の市街中心地にある公共施設のデザインを、中村城の城下町らしい建物に統一する事業の調査。
【活動結果】
市街中心地の相馬市公共建築物を対象とするが、区域外や国、県を含め公共機関(JR東日本、郵便事業者、JA)の建築物にも協力をお願いしている。外観は基本的には木造様式としている。屋根は4寸勾配とし切妻、寄棟、入母屋、越屋根としている。瓦屋根とし色調は黒系、灰銀色、壁面は漆喰をイメージしたものとする。代替品でも風合いが損なわなければよいこととする。他にも細かいコードが示されており、城下町にふさわしいものとなっている。
平成10年度建設のスポーツアリーナそうまや、平成22年度建設の市立中村第1小学校をはじめとして「和風のデザイン」に基づき設計をすすめてきたが、今般、これまでのデザインを取りまとめ、相馬市公共建築の和風デザイン基準の指針を明確にするために本コードを要領として定めた。
城下町というロケーションで取組まれた施策であり、南あわじ市が全て参考になるものではないが、南あわじ市の公共建築物は地場産の瓦屋根と定める「瓦の街並み景観条例」なるものを制定してもよいのではないかと思われる。
視察状況 デザインコードで建築された相馬市役所
【場所】
南三陸町
【日程】
令和5年10月17日(火曜日)
【調査目的】
震災復興計画の一環とてバイオマス産業都市を目指す背景や理由について視察し、南あわじ市との比較をすることにより議会としての認識を深める。
【活動結果】
南三陸町は焼却設備が無く焼却処分は隣接自治体に依存していたが、有機系の廃棄物(生ごみ、し尿・合併浄化槽汚泥)の資源・エネルギー化を実現し地域バイオマス利用率の向上、再生可能エネルギーの創出、廃棄物リスクを低減すると共に、あらたな産業と雇用の創出をする。
家庭系の生ごみの分別に町民の協力体制ができており、収集運搬体制も確立している。バイオガス発電では675kwh/日で施設の電力をまかなっており、発生する消化液のほ場への散布は事業者の協力で低コストで散布している。
木質ペレット事業については品質の違いにより焼却ストーブが異なるため今後の課題となっている。
(視察時点の意見として)南あわじ市のバイオマスへの取組が進んでいないようだが、予定地域への説明会を進め、施設設置場所の見直しも視野に入れながら進めていかなければ実現が遠のくばかりである。
視察状況 構内の視察
【場所】
岩手県紫波町
【日程】
令和5年10月18日(水曜日)
【調査目的】
紫波中央駅前の町有地の開発だけでなく民間人、町外から招かれた金融や建築、デザインなどあらゆる分野の人たちが関わる公民連携の町つくり事業の視察。
【活動結果】
この事業は「町民・企業・行政三位一体」の諮問会をつくり、まちづくりは行政ではなく民間で行ったもの。
建物は三つの部分からなり、中央棟には図書館を真ん中に設置しキッチンスタジオや、公開イベントの出来る市民交流ステージなどを備え、東棟には子育て支援センターもある。民間テナントとしてカフェ、産地直売所、眼科、歯科、学習塾など入っている。これらのテナント料によって公共施設の運営費も捻出できている。広場を挟んで民間複合施設のオガールベースがあり、国際試合の出来るバレーボール専用コートなどがある。このコートでは一流選手から地元の子供達も利用している。
えこ3センターの整備、運営により資源循環のまちづくり(有機資源・無機資源)を行っている。森林面積がひろく、未利用材をチップとして木質チップボイラーを中心とした再生エネルギーをつくり、公共施設だけでなく分譲した紫波型エコハウスに供給している。紫波型エコハウスを作るにあたっても80%以上の町産木材の使用、地元工務店の利用などの基準がある。徹底した紫波町での経済の循環を目指し、実践している。
10年が経ち、今後の課題はやはり、施設の維持管理をどうするか、修繕工事等をどうするかだと思う。また紫波企業の森づくり活動事業、森林づくりの担い手育成事業、國學院大学里山づくりも行っているがこれを持続できるかが今後重要になる。
視察状況 オガール内の紫波町庁舎
【場所】
南あわじ市中央公民館
【日程】
令和5年8月30日(水曜日)
【調査目的】
道の駅うずしおの建替工事で発掘された門崎砲台の歴史や明治時代の他の砲台などについて要塞に詳しい講師2名を招聘し、その講演会の開催を市民に案内し共に学ぶ。
【活動結果】
今回発掘された門崎砲台は、明治時代に鳴門海峡を通過し、大阪湾を目指す敵艦を攻撃するために旧陸軍が1899年(明治32年)に建設したもの。明治時代の要塞に詳しい立命館大学の教授で今回講演いただいた唐澤靖彦氏によると、「明治期要塞のうち、コンクリートのドームで覆われた穹窖砲台は、ここが唯一で極めて貴重」という。
門崎砲台は由良要塞群の一つで、門崎砲台の近隣には他にも小規模な砲台がある。これらは貴重な文化財であり整備を行い保存して後世に伝えるべきである。
講演会の様子 24K加農砲台(穹窖砲台) 図面(防衛省資料より)