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政務活動費収支報告書(令和5年度)
会派名 : 市民の会
金額 |
摘要 |
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政務活動費 |
200,000円 |
金額 |
摘要 |
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調査研究費 |
42,941円 |
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研修費 |
3,300円 |
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広報広聴費 |
0円 |
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要請・陳情活動費 |
0円 |
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会議費 |
0円 |
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資料作成費 |
0円 |
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資料購入費 |
75,339円 |
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事務費 |
87,705円 |
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計 |
209,285円 |
残額 0円
南あわじ市における戦争体験と被害の実相、特に宝塚予科練生の悲劇や◯◯飛行場問題について、研究調査を深めた。
その結果、鳴門砲台群の戦争遺跡に比べ、14歳の少年を含め、72名の尊い命が奪われた宝塚予科練生の悲劇は、後世に長く語り継ぐべきものであることが深く理解できた。又松帆脇田地区に第二次大戦末期に建設された◯◯飛行場は、松帆脇田地区で35戸の強制立ち退きをさせ、飛行場の一部は完成したものの実質運用されぬまま敗戦を迎えることになった。三原平野最大とも言える水田地区を破壊した意味は何であったのか、農家はコンクリートで固められた飛行場を戦後水田に復元させるためにたいへんな労苦を払った。飛行場であるが故に米軍の監視対象となり、時には米軍機が来襲し、64歳の老女と13歳の少年が爆撃で尊い命を失った。
又鳴門の予科練生の悲劇はさらに大きなものであった。伊毘地区に海軍要塞を築くことを目的に、機帆船に乗せ、無防備で無謀な作戦を展開した。飛行機乗りに憧れる少年達を実質だまし、土方工事に動員し、夢と命を奪ったのが太平洋戦争であった事が深く理解できた。語り部である、地元阿那賀老人会の会長竹谷登氏は毎年供養祭を行い、日常的に慰霊公園の清掃活動を行っている。氏の語る言葉は重い。「この少年達が無為に命を失わなければどんなに立派な仕事が出来ていたか、本当に考えれば考えるほどもったいないことだ。あのような戦争を二度と起こしてはならない」同時に「こうした重要なことが、人々の心から消えていってるような気がする。なんとか語り伝える努力を市にも求めたい」とも語っている。確かに、桜ヶ丘公園の慰霊場所は市民が訪れる機会も少なく、市としての取り組みもほとんど無い。特に青少年に伝える努力がほとんどされていない。こうした重大な問題を市民に伝え、一般質問や委員会調査活動で市の姿勢を問いただす活動を行った。