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淡路人形浄瑠璃資料館
淡路人形浄瑠璃資料館は、淡路島の伝統芸能である淡路人形浄瑠璃についての資料を展示・保管している資料館です。
こちらでは、人形浄瑠璃の上演はしておりません。
人形浄瑠璃のお芝居をご覧になりたい方は、淡路人形座(0799-52-0260)<外部リンク>へお問合せください。
(淡路人形浄瑠璃資料館から淡路人形座までは車で約15分ほど離れています)
淡路人形浄瑠璃資料館について
淡路人形浄瑠璃は、江戸時代には徳島藩主の蜂須賀(はちすか)氏の保護もあって大いに繁栄し、18世紀前半の享保・元文(きょうほう・げんぶん)のころには淡路島に40 以上の人形座がありました。
しかしその後、しだいに減少し、現在、活動しているのは “淡路人形座” ただ1座になってしまいました。
当資料館は、昭和40年代半ばで活動を停止していた、淡路人形浄瑠璃の名門“市村六之丞座”の人形・道具等一式をゆずり受け、平成2年に淡路人形発祥の地(江戸時代の三條村)に開館しました。
淡路人形のおこり
室町時代後期、西宮神社に仕えていた百太夫(ひゃくだゆう)という傀儡師(かいらいし・くぐつし)が淡路の三條村に来て、人形操りを教えたのが始まりだと伝えられています。
淡路人形の元祖上村源之丞座(うえむらげんのじょうざ)の初代、引田淡路掾(ひきたあわじのじょう)は、元亀(げんき)元年(1570)、宮中で式三番叟(しきさんばそう)を奉納し、従四位下(じゅしいのげ)という位を授かったと伝えられ、そのことを示す「綸旨」(りんじ)が大切に伝承されています。
全国に広がった淡路人形
淡路の人形座は、西日本を中心に全国各地を巡業して、浄瑠璃文化を普及し、人形芝居を根付かせました。各地に伝承される三人遣い人形芝居の多くは淡路系と考えられています。
天竜川流域の長野県伊那地方では、江戸時代、淡路の人形遣いが住み着き人形芝居を教えました。岩手県盛岡市には、江戸時代の初めに淡路から移り、座本として活動した鈴江四郎兵衛座の人形や古文書が残っています。
施設概要
入館料:無料
住所:兵庫県南あわじ市市三條880
開館時間:10時~17時
休館日:水曜日・祝日の翌平日・年末年始
(水曜日が祝日の場合は開館し、翌平日は休館)
※休館日が令和6年4月より変更になりました。
企画展示について
お知らせ
関連リンク
淡路人形座(人形浄瑠璃の上演)<外部リンク>
※当資料館では、人形浄瑠璃の上演はしておりません。
当館から車で15分ほどの所にある「淡路人形座」にて人形浄瑠璃を上演しております。詳しくは淡路人形座まで。
資料館開催中の講座
資料館内で、木偶づくり講座と絵画教室を行なっております。
詳しくはこちらから
>淡路木偶づくり講座、淡路人形絵画教室