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南あわじ市南部から東部に位置する諭鶴羽山系周辺については、以前よりシカ、イノシシが生息していたところですが、平成29年度には沼島地域でもイノシシが確認される等、市内の野生鳥獣の生息域は年々拡大傾向にあります。
特に平成31年度以降、イノシシについては目撃件数が増加傾向にあり、農作物被害だけでなく、住宅地周辺での出没も増えています。
防護柵の整備や捕獲従事者(猟師)による有害鳥獣捕獲を推進していますが、水稲を中心に農作物の食害や踏み荒らし、畦畔の掘り返し等の被害が継続しています。
近年はサルについても、行動範囲が拡大しており、野菜、果物の食害が発生しているほか、住宅地を含める広い範囲で群れを離れたハナレザルが目撃されています。