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松帆銅鐸
印刷用ページを表示する更新日:2016年6月30日更新
青銅器の島、銅鐸大発見!!
平成27年4月に南あわじ市内で銅鐸計7点が発見されました。
これは島根県加茂岩倉39点、滋賀県大岩山24点、神戸市桜ケ丘14点に次ぐ数で、数十年に一度の大発見となりました。
発見された松帆銅鐸と舌
今回見つかった銅鐸は弥生時代中期に製作された古い段階の銅鐸です。
この内、1号銅鐸が最も古い全国でもまだ11点しか出土していない菱環鈕(りょうかんちゅう)式という段階の銅鐸でした。
また、銅鐸の中に吊り下げて鳴らすための棒である舌(ぜつ)も、これらに伴って発見されています。
3号銅鐸発見のようす(中に4号銅鐸)
銅鐸はバラバラで見つかった5号銅鐸以外は、大きい銅鐸の中に小さい銅鐸をおさめる‘入れ子’の状態で発見されています。
銅鐸は松帆周辺から採取したとされる砂の中から発見されており、過去に松帆地区では、慶野銅鐸・慶野中の御堂銅鐸や古津路銅剣14本が見つかっていることから、青銅器を埋める所として特別な地域であったことがわかります。