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開館25周年記念展 直原玉青 禅の牧牛 うしかひ草

印刷用ページを表示する更新日:2016年12月1日更新 <外部リンク>

平成28年度特別展 「開館25周年記念展 直原玉青 禅の牧牛 うしかひ草」


会期:平成28年10月1日~11月30日




玉青館 開館25周年記念展 チラシ

【 (上)柴山全慶題字・直原玉青画 八、牛にのる (下)柴山全慶題字・直原玉青画 九、牛を忘るる 】




 禅宗では、中国の宋時代(12世紀頃)に深遠で難解な思想を「牧牛図」という絵解きのスタイルにし、一般によりわかりやすく表現しました。日本では曹洞宗の月坡禅師が『禅の牧牛 うしかひ草』を著し、寛文9年(1669)に木版本で刊行されました。『うしかひ草』では、人間の本来あるべき心の姿を「牛」にたとえて、主人公の童子がこれを求め捉える姿を、1月~12月の1年間に分配し、四季のうつりかわりの中に禅思想を説いています。図章全体の情景が、1年の時間推移であるにもかかわらず、主人公の時間的推移が一生涯となっており、人間の歩むべき道、とるべき態度を彼が行動する過程に関連づけられています。


 直原玉青画伯が昭和31年(1956)に当時の南禅寺派管長・柴山全慶師と出会い、しばしば師の禅話を聴講するうちに見る禅書としての「牧牛図」を知り、こうした画こそ今日の時代に必要性のあることを痛感し、「牧牛図」の再現に絵筆をとりました。昭和42年(1967)には6種52図の「牧牛図」を完成させ、翌43年(1968)の第8回日本南画院展で『普明禅師牧牛図』のうち第八図の「相忘」で文部大臣賞を受賞、昭和51年(1976)の第16回日本南画院展では、画伯の画業において最も重要な作品のひとつに挙げられる「禅の牧牛うしかひ草」(当館の常設作品)を発表しました。


 本展では、昭和42年に柴山全慶・直原玉青の共著により刊行された『禅の牧牛図』のうち、月坡禅師「うしかひ草」(全12図)の原画をはじめ、これまで一般公開されることの無かった墨画による「うしかひ草」(全12図)等、直原画伯が描いた「うしかひ草」を展示いたしました。生前、画伯が「花を描く時、私は花になる。山を描く時、私は山になる。その時、私は花と一如であり山と一如である。自然と一如である。仏と一如である。」と語った画禅一如の世界観をご鑑賞いただきました。





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