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更新日:2015年12月26日更新
平成27年度 館蔵品展2
平成27年度 館蔵品展2
会期:平成27年10月3日~12月25日
【 展示室風景 】
本展では当館のコレクションの中から、直原玉青画伯が描いた雄大な自然風景をテーマに、作品を展示いたしました。
「画人は幸いに自然を深く写生し、自然と対話し、自分も自然の一分子であることに気づくことができる」との言葉は、国内はもとより世界各地を訪れ、大自然を前に絵を描き続け辿り着いた玉青画伯の心境だったのでしょう。
隆々とそびえる奇岩と雲海が水墨画のような景色を作り出す中国の名勝地黄山、高い断崖から流れ落ちる雪解け水が岩棚で弾け虹のような輝きを見せるノルウェーの大瀧といった外国の大自然、世界に誇る日本の自然の美しさを描いた春夏秋冬の風景など、「深い自然の美しさを知り、自然讃仰に徹した南画を描くことが求道である」という理念が描き込まれた作品をご覧いただきました。
【 月下の海門 】
【 ノルウェー延命之瀧 】
【 黄山眺望 】
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