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平成26年度 館蔵品展4 ~直原玉青が描いた花~
印刷用ページを表示する更新日:2015年4月25日更新
平成26年度 館蔵品展4
会期:会期:平成27年3月1日~4月19日
【 柴山全慶老師詩 牡丹図 】
玉青館は、このたびの淡路花博2015(会期:平成27年3月21日~5月31日)にサテライト会場として参加しています。そこで本展では、館蔵品の中から「直原玉青が描いた花」をテーマに、掛け軸や屏風のほか、全長10mを超える超大作などを展示しました。
“百花の王”と称される牡丹は、玉青画伯に大変愛されました。画伯は牡丹を作品として描いただけではなく、自ら住職を務めた国清禅寺の庭に多くの品種を植栽し、その牡丹園は地元淡路島の春の風物詩として一世を風靡しました。
また、善き人とのつながり―善縁―を大切にした画伯は、分野・宗派を越え、多くの人々との親交がありました。そのつながりは日本を代表する書家・村上三島氏や元ホトトギス主宰の稲畑汀子氏等と画伯が画中で共演した合作という形で数多く残されており、それら作品の中にも多様な花を見ることができます。
禅から得た自然に生きる心の大切さや、墨と水との融和から生み出される水墨の“濃”と“淡”の助け合いにみる平和への願いなど、玉青画伯が想いを込めて「描いた花」をご覧いただきました。
【 村上三島賛 水仙 】
【 花の詩 】
【 淡州国清禅寺真景 】
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