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南あわじ市のおいしい給食Vol.5
淡路島のサクラマス
■□■ 観光の仕事をしている方から聞いたお話 ■□■
資料提供:若男水産
Q1.あなたは観光客にどの季節の淡路島をおすすめしますか?
「春」の淡路島の魅力は〇〇。
「夏」の淡路島の魅力は〇〇。
・・・とそれぞれの魅力を言葉にできる人は、淡路島の観光名人かもしれません!
さて「島のお魚」を楽しみに淡路島に訪れる観光客は少なくありません。
こちらも「夏は鱧(ハモ)」、「冬は淡路島3年とらふぐ」、「秋は・・・」と紹介できる人は、もはや「さかな博士」です。
さて淡路島では、春は「この魚!」という名物魚が少ないと言われてきました。
そこで“春の名物”を作りたいという想いから地域の新ブランドとして「淡路島サクラマスの養殖」の取り組みが始まりまったのです。
写真:養殖の取組
2.住む場所で名前が変わる魚!!
海と川。住む場所によって呼び名が変わる魚がいることを知っていますか?
その一つが「サクラマス」です。
川で生まれた「ヤマメ」は、そのまま川で暮らし続けるものもいれば、海へ向かうものもあります。
この海に出たものが「サクラマス」と呼ばれるのです。
しかし、驚くことに違うのは名前だけではありません。
上の写真のように海に出たヤマメが川の水(淡水)から海の水(海水)に適応し
体の模様がなくなり銀色に変わっていくことを銀化(ぎんか)と呼ばれます。
また見た目だけではなく体の大きさもガラリと変わってしまうというその変化の大きさには驚きです。
さらに!さらに!さらに!
身の色まで変わってしまうという大変身を遂げた「元ヤマメ」が、実は「サクラマス」の正体だったのです。
サクラマスの味は、サーモン類(サケ・マス類)の中で『最もおいしい』と言われています。
養殖なので、生で食べられるのも「淡路島サクラマス」の強みです。
もしかしたら10年後、20年後には、「春の淡路といえばサクラマスや!」と、観光客に知られている名物になっているかもしれませんね。