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学校部活動と新たな地域クラブ活動について

印刷用ページを表示する更新日:2024年1月9日更新 <外部リンク>

 南あわじ市では、市内中学校における学校部活動の今後の在り方について、社会変化の中でも生徒が望ましい成長を保障できるよう学校部活動の地域移行について協議会を設置し、令和5年度からの段階的な学校部活動の地域連携・地域移行に取り組んでいます。

学校部活動の地域連携・地域移行とは

 学校部活動は生徒にとって、教科学習とは異なる集団への自主的な参加により、活動を通じた人間形成の機会や、多様な活躍ができる場です。しかし、少子化の進行や、本人の専門性や意思に関わらず教員が顧問を務める指導体制等、学校部活動を従前と同様の体制で運営することが困難になってきており、生徒自身が希望する競技・分野を選択できない等、今後存続が一層厳しくなると予想されています。
 そこで国は、学校と地域との連携・協働により学校部活動を持続可能な活動環境に整備する改革として、少子化の中でも将来にわたり、生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保することを目指し、部活動を学校単位から地域単位の取組とする段階的な地域移行の方針を示しました。


(スポーツ庁・文化庁)学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop04/list/1405720_00014.htm<外部リンク>

(スポーツ庁)部活動の地域連携・地域移行ポスター​・チラシ
https://www.mext.go.jp/sports/content/000028262-mxt_ope02-20230328_1.pdf<外部リンク>

(スポーツ庁)部活動改革ポータルサイト ~学校部活動の地域連携・地域クラブ活動への移行(地域移行)に向けて~​
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/1372413_00003.htm<外部リンク>

 

南あわじ市の状況

 少子化の影響等により、今後は市内中学校でも部活動の運営や存続が困難になると予想されます。また各学校の部活動数の違いにより、生徒の選択肢にも差が生じています。教員にとっては長時間勤務の理由であることや、競技経験のない種目・分野の指導が大きな負担にも繋がっています。

 

市内の中学校生徒数の推移

  • 平成23年・・・1,456人
  • 令和5年・・・1,159人
  • 令和17年・・・704人(見込み)
市内の学校部活動数(令和5年4月時点)
学校名 部活動数 部活動設置状況
西淡中学校 8

女子バレーボール、女子バスケットボール、
ソフトテニス(男女)、サッカー、野球、吹奏楽、文芸

三原中学校 15

バレーボール(男女)、バスケットボール(男女)、ソフトテニス(男女)、サッカー、野球、陸上、
剣道、ソフトボール、吹奏楽、美術、郷土、理科

南淡中学校 14

女子バレーボール、バスケットボール(男女)、
ソフトテニス(男女)、サッカー、野球、陸上、
剣道、柔道、卓球(男女)、吹奏楽、美術、
郷土芸能

沼島中学校 3 陸上、柔道、文化
広田中学校 6 バスケットボール(男女)、野球、水泳、吹奏楽、文芸



南あわじ市中学校部活動ガイドライン
https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/gakkou/bukatudou.html

 

今後の方針および取り組み

 生徒の多様な学び・活躍の場として、生涯にわたりスポーツや文化芸術活動に親しむ機会を確保します。そのために、学校部活動の地域連携および地域移行を進め、学校から地域へと活動の場を展開し持続可能な活動環境を整備します。

  1.  合同部活動の推進や、学校部活動と同競技・分野の活動が地域にもある場合、活動の共同実施や学校部活動への地域指導者派遣等により学校と地域との連携を深めます。
  2.  従来の学校部活動以外に、生徒がやりたいことを放課後や休日に自主的・主体的な参加によってできるように「地域クラブ活動」という新たな選択肢を設けます。

 

直近の取り組み状況(令和5年11月1日現在)

学校部活動の運営

 従来、中学校の教員が担ってきた学校部活動の指導について、活動分野の技術的な指導ができる地域の人材を、部活動指導員として市内中学校に計8人配置しています。これにより学校部活動の指導内容の充実や教員の長時間勤務の解消等によって、円滑な学校部活動の実施を目指しています。

合同部活動の推進

 従来行われてきた単独の中学校で実施する部活動のほかに、複数校の生徒が、合同で活動に参加する合同部活動の取り組みを始めています。これは団体競技において、入部者数が少なく、単独の中学校ではチーム編成ができない場合でも、複数校の生徒が参加することで、活動内容を充実させるとともに、合同チームとして大会への出場を可能にします。

地域クラブとの連携

 中学校により、部活動の選択肢に差がある等の課題も生じていることから、学校部活動のほかに、放課後や休日に、地域が主体となって行われる活動にも、生徒が自主的・主体的に参加できるように「地域クラブ活動(※)」という新たな選択肢を設けました。これにより、学校部活動か地域クラブ活動のどちらか一つの活動に参加する生徒や、学校部活動と地域クラブ活動の両方の活動に参加する生徒、また、自分の時間を将来のために使う等、さまざまな形態で活動に取り組んでいます。

※地域クラブ活動とは・・・

 南あわじ市スポーツ協会・文化協会の加盟団体をはじめ、地域で活動するクラブ活動のうち、中学生の受け入れが可能である活動を指します。地区の公民館やスポーツセンター等のさまざまな場所で、多世代・多種目の活動が行われています。地域クラブとして登録している団体数(令和5年10月2日現在)は、スポーツ分野が33団体、文化芸術分野では41団体の登録があり、生徒たちに活動の紹介を行っています。

令和6年度兵庫県中学校体育連盟主催大会への地域クラブ活動の参加資格の特例について

 令和6年度兵庫県中学校体育連盟主催大会への地域クラブ活動の参加については、以下のURLより参加条件の特例、各競技部細則および留意事項等をご確認ください。

(兵庫県中学校体育連盟)令和6年度兵庫県中学校体育連盟主催大会への地域クラブ活動の参加資格の特例について

https://www.hyogo-sports.jp/federation/#chuugaku<外部リンク>

文化・スポーツ担い手強化応援補助金のご案内

 地域で活動する文化団体やスポーツ団体の担い手が減少しているなかで、地域活動の振興を目的に、中学生を含む若年市民が担い手として活動する団体の必要経費の支援に取り組んでいます。各団体へのご案内は、以下の市ホームページにて紹介しています。

広報南あわじ令和5年11月号 P02~03 中学校部活動 地域連携・移行への取り組み

広報南あわじ令和5年11月号 中学校部活動 地域連携・移行への取り組み

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