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野生鳥獣への安易な餌付けは、次の理由などで生態系に影響を与えるおそれがあります。
・人が与える食物に依存して自ら餌をとることができなくなる鳥獣を生じさせます。
・人の食べ物は、野生鳥獣が本来食べることのない様々な調味料や添加物が含まれており、思いがけない病気にかかったり、過剰繁殖する鳥獣を生じさせる可能性があります。
・餌付けされた種のみが増加することにより、生態系のバランスを乱すことも予想されます。
また、人との距離が近くなった野生動物が餌をねだって人に襲い掛かるなどのトラブルが生じた場合、駆除対象とせざるを得ない状況も生み出してしまいます。
こういった理由から野生動物への餌付け防止を呼び掛けていますが、餌やり自体は法的に規制されるものでは無いため、餌付け行為を強制的に辞めさせることは難しいのが現状です。今後も多くの方に餌付けの問題点をご理解いただき、野生鳥獣は自然のままそっと見守っていただけるよう啓発に努めてまいりますので、ご協力をお願いいたします。