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更新日:2011年1月27日更新
和同開珎
和同開珎(わどうかいちん)
8世紀に日本で作られたお金
和同開珎は、708年(和銅元年)5月に銀銭が、8月に銅銭がそれぞれ発行されました。しかし、翌709年(和銅2年)8月には銀銭が廃止されています。
賀集鍛治屋で採集されたといわれている和同開珎は、直径2.4cmで重さ5.1gです。分析の結果、銀の含有率約80%の銀銭であることが分かっています。銀銭は全国で40例あまりしか確認されておらず、兵庫県内ではこの他に阿万東町の九蔵遺跡のみでしか確認されておらず、大変貴重な資料といえます。
賀集鍛治屋で採取されたとされる和同開珎