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岸ノ上遺跡

印刷用ページを表示する更新日:2011年2月9日更新 <外部リンク>

岸ノ上遺跡(きしのうえいせき)

飛鳥時代から平安時代の遺跡

 賀集八幡南の山路川中流左岸に立地する遺跡です。平成19年度に行った調査により、飛鳥時代から平安時代初め頃の掘立柱建物が10棟あまり見つかっています。
 建物群は、倉庫と思われる総柱建物の割合が高く、規則正しく配置されているのが特徴です。また遺跡からは須恵器・土師器・製塩土器などの遺物が大量に出土しています。

上空から撮影した岸ノ上遺跡の写真
岸ノ上遺跡の全景

塩の流通に関係する遺跡の一つ

 調査で飛鳥時代から平安時代初め頃の建物群が見つかった岸ノ上遺跡では、塩作りに使用された製塩土器が見つかっています。製塩土器の出土量が非常に多いことや淡路島が都に塩を納める国の一つとされていることなどから、塩の流通に関係する遺跡の一つであると推測されています。

製塩土器の写真
出土した製塩土器