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「人権」について考えてみませんか
私たち一人一人が、人権を身近な問題として考え、正しく理解し行動することが大切です。あらためて人権について考えてみませんか。
部落差別(同和問題)を解消しよう
部落差別(同和問題)は、日本社会の歴史的過程で形作られた身分差別により、日本国民の一部の人々が、長い間、経済的、社会的、文化的に低い状態に置かれることを強いられ、同和地区と呼ばれる地域の出身者であることなどを理由に結婚を反対されたり、就職などの日常生活の上で差別を受けたりするなどしている、我が国固有の人権問題です。
この問題を解消するため、国や地方公共団体は様々な取り組みを行ってきました。
しかしなお、全国的には、戸籍謄本や住民票の写しなどが本人の知らないところで不正に取得される事案が発生し、その中には身元調査を目的とするものもありました。また、不動産取引に際し、同和地区に関する問い合わせを行うなどといった差別につながる恐れのある土地調査が行われています。
このような差別をなくすため、部落差別(同和問題)についての関心と理解を深めていくことが必要です。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00127.html<外部リンク>(部落差別(同和問題)を解消しましょう:法務省)
https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/shimin/honintuuti.html(本人通知制度:南あわじ市)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks29/wd22_000000013.html<外部リンク>(宅地建物取引業法の施行:兵庫県)
同和地区に関する質問にはお答えできません [PDFファイル/5.96MB]
女性の人権を守ろう
家庭や職場における男女差別、性犯罪・性暴力、配偶者・パートナーからの暴力、職場におけるセクシャルハラスメントや妊娠・出産等を理由とする不利益取扱い(マタニティハラスメント)などの人権問題が全国的に発生しています。
誰もがお互いの立場を尊重して協力し合えるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
こどもの人権を守ろう
いじめや虐待、体罰、性犯罪・性暴力などのこどもをめぐる人権問題は全国的に後を絶たず、依然として深刻です。
こどもが一人の人間として、また、権利の主体として最大限に尊重される社会にするため、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00107.html<外部リンク>(こどもの人権を守りましょう:法務省)
高齢者の人権を守ろう
高齢者に対する介護施設や家庭等における身体的・心理的虐待、高齢者の家族等による無断の財産処分(経済的虐待)などの人権問題が全国的に発生しています。
高齢者が安心して生き生きと暮らせる社会にするため、認知症への理解も含めて、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
障害を理由とする偏見や差別をなくそう
障害のある人が職場において差別待遇を受けたり、店舗でのサービス等を拒否されたりするなどの人権問題が全国的に発生しています。
すべての人が、障害の有無によって分け隔てられることなく相互に人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会にするため、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00131.html<外部リンク>(障害を理由とする偏見や差別をなくしましょう:法務省)
外国人の人権を尊重しよう
外国人であることを理由とした就職差別、アパートやマンションへの入居拒否などの人権問題が全国的に発生しています。
また、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動がヘイトスピーチと呼ばれ社会的な関心を集める中、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(ヘイトスピーチ解消法)」の趣旨を踏まえ、その解消に向けた取組を推進していくことが必要です。
多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現するため、文化、言語、宗教、生活習慣等の違いを正しく理解し、これらを尊重することが重要であるとの認識を深めていくことが必要です。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00101.html<外部リンク>(外国人の人権を尊重しましょう:法務省)
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00108.html<外部リンク>(ヘイトスピーチ、許さない。:法務省)
インターネット上の人権侵害をなくそう
インターネット上で、他人を誹謗中傷したり、個人の名誉やプライバシーを侵害したり、偏見や差別を助長したりするような情報を発信又は拡散するといった悪質な事案が全国的に多数発生しています。このような情報の発信又は拡散は、同様の書き込みを次々と誘発し、取り返しのつかない重大な人権侵害にもつながるものであり、決してあってはなりません。
責任ある情報発信を行うためには、個人の名誉やプライバシー、インターネットを利用する際のルールやマナーに関する正しい知識と理解を深めていくことが必要です。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken88.html<外部リンク>(インターネット上の人権侵害をなくしましょう:法務省)
https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/kyoudou/inta-nettomonitarinngu.html(インターネット・モニタリング事業を実施しています:南あわじ市)
性的マイノリティに関する偏見や差別をなくそう
性的マイノリティであることを理由として、社会の中で偏見の目にさらされ、職場で不当な扱いを受けたり、学校でいじめられたりするなどの人権問題が全国的に発生しています。
「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」の趣旨を踏まえ、この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別のない共生社会を実現することが必要です。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00126.html<外部リンク>(性的マイノリティに関する偏見や差別をなくしましょう:法務省)
https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/shimin/partnership-seido.html(南あわじ市パートナーシップ宣誓制度を導入します:南あわじ市)