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更新日:2018年4月1日更新
懐かしの淡路島写真館【淡路人形】(1)神事
1.地祭りの日の人形まわし
淡路人形浄瑠璃発祥の地、市三條(いちさんじょう)集落だけは、地祭りの日に人形をまわしていた。今は行っていない。
毎年1月に、地元の山の神、池の神、水の神など、いろんな神様に三番叟で五穀豊穣を祈った。
当時から神事に回すのは三番叟で、お祝い事に回すのは、戎舞である。
人形浄瑠璃の歴史は、神事から始まり、庶民の娯楽へと広がった。
昭和30年代、南あわじ市市三條
2.地祭りの三番叟
昭和30年代、南あわじ市市三條
3.三番叟を回す風景
水を抜いた池の底で、正月に五穀豊穣を祈る三番叟。
写真は、あわ池で、冬場、池の堤防を整えるため、水を抜いていた。
上の祠は弁天さん。人形芝居のルーツは、神事である。
神事はすべて、三條集落の人だけで行っていた。
昭和30年代、南あわじ市市三條
4.地祭り後の接待風景
三條集落の地祭りを終えたあと、人形遣いらが地元の総代や役員の家をまわり、接待を受けている光景。
昭和30年代、南あわじ市市三條
5.市村六之丞座のお正月の風景
市村六之丞座のお正月の風景。三方に餅を載せている。
これらの人形は、現在、淡路人形浄瑠璃資料館で保存・展示されている。
昭和30年代、南あわじ市市三條