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広報南あわじ「学ぶ楽しさは誰のため?」(令和5年12月号)

印刷用ページを表示する更新日:2023年12月1日更新 <外部リンク>

学ぶ楽しさは誰のため?
~学ぶ楽しさ支援センター開所から半年~

学ぶ楽しさ支援センターって?

「学ぶ楽しさ日本一」をめざす南あわじ市の新しい教育拠点として、令和5年 4月1日に旧三原志知小学校の2・3階に学ぶ楽しさ支援センターをオープンし ました。この施設では教育機関として次の2つの大きな役割を担います。

  • 学校教育の充実とさまざまな課題を抱える子どもの学びを保障
  • 誰もが学ぶ楽しさを実感し、地域で役割を持つための支援

センターのロゴ

学ぶのMをモチーフに学びの扉を開く、学ぶ楽しさを「笑顔」で表現したデザインに、様々な学びを研究する研究所という意味を込めています。

めざす「学ぶ楽しさ日本一」って?

子どもたちが未来の南あわじを担う 「なりたい自分になれる人に」

南あわじ市の考える「学ぶ楽しさ」

  1. 「わかる」・「できる」
  2. 困難なことにもチャレンジする
  3. 考え工夫し、創造する
  4. 仲間と協働してやりとげる
  5. ふるさとをよりよく知る
  6. 思いや考えを表現する
  7. 本物にふれる
  8. 夢や志を見つけ、社会に貢献する

これらの8つが、子どもたちの発見・感動・没頭・自立を生み、「学ぶ楽しさ」を実感することにつながると考えています。

支援センターの3つの機能

  1. 教職員自主研究支援
    先生の主体的な学びを支援します!
    教職員が「学ぶ楽しさ」を実感できるような研修指導体制を構築しています。
  2. 防災教育の拠点
    防災教育のできる先生の養成と防災教育の拠点となることを目指します!
    防災教育資料や授業実践資料をライブラリーとして保管し、防災教育の授業作りや教育活動計画の策定に生かします。
  3. 社会的自立支援(学びの場づくり)
    子どもを取巻くさまざまな課題に対応して学びを支援します!
    課題を抱える子どもの安心安全な第三の居場所づくりを進めます。
    ※市から委託を受けて認定NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路が運営しています

学ぶ楽しさを実現するために子どもたちに向き合う先生、関係者にそれぞれお話をお伺いしました。

  1. 菅 海乃先生(松帆小)
    • 教員を志望した理由、きっかけは?
      小学校6年生の時に担任の先生に憧れて、こんな先生になりたいと思ったことがきっかけです。その先生は現勤務校の教頭先生で、再会に驚きました。
    • 約半年間教員を経験しての感想など
      いろいろとすることが多くて、想像していたよりも大変だと感じています。でも、授業で教えたことを子どもたちが「わかった」と言ってくれたり、理解していてくれたりするとやりがいを感じるし、嬉しく思います。
    • どのような教員になりたいか
      授業で子どもたちにわかりやすく教えることができる技術を身につけたいです。また、子どもたちとの信頼関係を大切にしたいです。自分自身も教員になるきっかけとなる出会いがあったので、今度は自分が子どもたちに影響を与えられるような教員になりたいです。
    • 「学ぶ楽しさ日本一」という目標について、思うこと、感じること
      新任教員の研修(キックオフミーティング)でこのフレーズを聞きました。学ぶ=楽しいと思えることは理想ですが、子どもたちがすぐに理解するには難しいかもしれません。
      でも、私自身は研修などを通して改めて学ぶことは楽しいことだと気付けたので、子どもたちにも感じてもらえるようしっかり伝えていきたいです。
       
  2. 河野 真也先生(広田中)
    • 市の防災教育について聞かせてください
      南海トラフ巨大地震に備えて、子どもたちの防災力を高めるための様々な取り組みに力を入れています。
      例えば広田中学校では、「地域を支える共助のための防災学習」に力を入れていて、毎年保育園、小学校、中学校、高齢者施設が合同で避難訓練を行っています。また、神代小学校では毎年地域の防災訓練の日を登校日とし、児童が地区住民と一緒に訓練に参加したり、防災の授業を受けたりしています。その授業には、南あわじ市の教職員等が12人加入している兵庫県震災・学校支援チーム(EARTH)が講師として派遣され、より充実した教育に取り組んでいます。
    • 学ぶ楽しさ支援センターはどのように利用していますか?
      EARTHの研修の場として利用しています。授業を組み立てたり、各学校の防災教育について情報共有したりするなど、一つの学校だけではなく地域の防災力が高まるよう意識しています。
    • 子どもたちに届けたいこと
      防災学習を通して、クラスの枠を超え、他学年・学校・地域を結びながら、防災を自分事として考えられるようになってほしいです。命について考え、家族やふるさとについて考える中で、自分に何ができるのかを考えてほしいです。
  3. 合田 尚美さん
    (認定NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路・島のゆくりば事業 代表)
    • 島のゆくりばについて聞かせてください
      学校に行けない、うまくなじめなくて過ごしにくいなどの理由で困っている子どもたちが「ここなら安心できる」と思える居心地のよい場となることをめざしています。子どもたちがやってみたいことや学んでみたいことに挑戦する中で自分らしさを発見し、社会の中で生きていく力をつけるための支援を行います。
    • どんなことをしていますか?
      スタッフは臨床心理士や理学療法士など豊かな知識と経験をもった専門家チームで、現在4人の講師も在籍しています。子どもたちは音楽やクッキングを楽しんだり、理科の実験や絵画にチャレンジしています。
    • 大切にしていることは?
      ここは学校でも家庭でもない「第3の居場所」です。一人ひとりの子どもたちとしっかりと向き合い、自分のやりたいことを通して楽しさを見つけ、エネルギーを溜めて、明日への一歩を踏み出してもらえるよう、子どもたちの気持ちを大切にしています。
    • ご相談・見学等の問い合わせ先
      認定NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路 電話42-0399
      島のゆくりば(学ぶ楽しさ支援センター内2階)電話090-8066-6369