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更新日:2022年11月1日更新
広報南あわじ「市政ひろば1」(令和4年11月号)
地域との対話の場
市では5月から8月にかけ、市内4エリアにおいて「地域との対話の場」を開催しました。地域からは地域づくり協議会や地区自治会の代表者、行政からは市長や幹部職員が参加しました。「令和元年度地域と市長の対話の場」において出された地域課題への現時点での対処方針を市から報告したうえで、各地区から意見をいただく形で対話が繰り広げられました。
市から説明を行った重点事業
通学路交通安全対策
「令和元年度 地域と市長の対話の場」では、通学路の交通安全対策に関する意見が多くの地区からありました。
今回の対話の場においては、市から「通学路交通安全対策事業」を重点事業として報告を行いました。
ソフト事業
- 通学路の合同再点検、見直し、危険箇所の共有
- 地域と協働で子どもたちを守る活動の強化、街頭活動
- 街頭指導、交通立ち番、見守り、自転車点検など
- 児童生徒、園児、保護者、教員、各種団体での研修充実
- 啓発動画の制作
- 児童生徒へのポスター・標語募集
ハード事業
- 通学路環境整備(できるところから実施)
- グリーンベルト、転落防止柵、カラー舗装、防犯灯、
- 横断歩道・道路補修、カーブミラーなど
- 通学路の改善(中長期的視野に立って実施)
- 道路新設・拡幅、歩道・信号機設置
これらの取り組みについて、今すぐできることから順次進めています。
各地区から出された主な意見
緑エリア(5月26日)
- 道路関連
小中学校および保育園近辺の道路対策(広田)
県道倭文五色線の拡幅要望(倭文) - 公共施設など
広田保育園移転計画の現状、広田梅林の維持管理(広田)
倭文中学校跡地利活用の現状(倭文)
西淡エリア(7月25日)
- 道路関連
市道津井伊加利線拡張工事要望(津井、伊加利)
丸山バイパスの新設要望(丸山) - 防災対策
河川の護岸整備、排水対策(松帆、湊)
避難路および拠点避難所の整備(阿那賀) - 公共施設など
市名義の土地の管理(湊)
津井幼稚園の存続、辰美中学校跡地の企業誘致(津井)
公共施設跡地の利活用(丸山)/市営住宅の開発(西淡志知) - 生活課題
老朽化空き家の対策(丸山)/防犯対策(西淡志知) - 地域活性化
慶野松原の利活用(松帆)/シーパ周辺への道の駅設置(湊)
三原エリア(8月30日)
- 道路関連
通学路の安全確保(榎列・倭文、市)
市道浦壁三條線の道路拡幅(市)
オニオン道路の交通安全対策(神代) - 防災対策
河川の浚渫、護岸整備(榎列・倭文、三原志知)
ため池の水位調整による防災対策(三原志知) - 公共施設など
市地区公民館移転、庁舎跡地の利活用(市)
神代地区公民館の駐車場用地確保(神代) - 生活課題
獣害対策、不法投棄対策(八木) - 地域コミュニティ
自治会加入促進(八木)
若者の地域活動参加の促進(神代)
南淡エリア(7月27日)
- 道路関連
道路の維持管理(潮美台、灘) - 防災対策
原田川護岸整備、避難路整備(福良)
一時避難場所の確認(賀集)
防災機能をもった公園整備(北阿万)/越波対策(灘) - 公共施設など
亀岡荘・公民館講堂・スポーツセンターのあり方(阿万)
灘黒岩水仙郷整備(灘) - 生活課題
獣害対策(灘)/危険空き家の対策(沼島) - 地域コミュニティ
地域づくり事業への支援(賀集)
消防団員のなり手不足(潮美台)
今後に向けて
今回の対話により、それぞれの地域が抱える課題や思いについて、改めて地域と行政で認識の共有を図ることができました。
令和元年度・令和4年度の対話において出された課題に関して、各部署を中心に引き続き対話を重ねながら、地域と一緒に解決に向けて取り組んでいきます。とりわけ多くの地域が課題としてあげた道路や河川などのインフラ整備については、具体的に課題解決に向けた仕組みづくりを行います。
市では「地域との対話の場」は非常に重要と考えており、今後も開催を検討していきます。