ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地トップページ > 組織で探す > 情報課 > 広報南あわじ「市政ひろば1」(令和3年6月号)

本文

広報南あわじ「市政ひろば1」(令和3年6月号)

印刷用ページを表示する更新日:2021年6月1日更新 <外部リンク>

動き出した『GIGAスクール構想』
教育現場でのICT活用へ

3月までに、市内すべての小中学生に1人1台のタブレット端末の配備が完了しました。いよいよ南あわじ市で「GIGAスクール構想」の幕開けです。

「GIGAスクール構想」とは、全国の学校で

  1. 児童・生徒1人1台のタブレット端末の整備
  2. 高速大容量の通信ネットワークの整備
  3. 子ども一人ひとりに公正に個別最適化された教育

の実現をめざすものです。

昨春、新型コロナウイルスの影響で、突然の長期臨時休業を余儀なくされた小中学校。南あわじ市では、週2日の登校日を設けて学習の機会を確保しましたが、今後の子どもたちの学習の遅れを防ぐためにも、教育現場で情報通信技術(ICT)の活用を進めていくことが急務となりました。
このたび、導入された学習用タブレット端末(iPad)は、携帯電話用の回線でインターネットに接続できるLTEモデル。学びの場は教室に限らず、運動場や体育館、家庭などに広がり、どこに居ても質の高い教育・学びを継続することができます。

ICTの活用事例

小中学校のさまざまな授業で、ICTを活用した取り組みが始まっています。

  • 検索サイトでの調べ学習
    子どもたちが知りたい情報をインターネットで検索し、収集・整理する
  • 授業支援アプリの利用
    ワークシートを使うことで、情報の共有やグループ学習が進めやすくなる
  • デジタル教科書の利用
    大事な箇所の拡大表示やマーキング、音声読み上げなどで学習をサポート

タブレットを使った授業の感想は…

  • コロナの時代、離れていても友達と一緒に学べる
    柏木  汰希 さん(広田中2年)
  • 授業中のみんなの意見を共有できる
    佐野  利輔 さん(広田小5年)
  • タブレットが勉強に使えて楽しい
    村上  万采 さん(辰美小3年)

これからの授業・学習方法はどうなる?

◆電子黒板を導入します

今年度、市内の小学校にモニター型、中学校にプロジェクター型の電子黒板を導入予定です。
電子黒板は、写真や資料を画面に大きく表示したり、動画や音声を再生したりすることができます。また、画面に補足説明を書き込むことができ、視覚的に伝えることで授業内容の理解につながります。

◆さらなる活用をめざして

今後、あらゆる状況に対応できる体制づくりをめざして、同時双方向のオンライン授業や、動画配信による授業、アプリを活用した授業などを検討していきます。
また、学校からタブレット端末を通じて子どもたちに学習指示を出すなど、家庭学習での活用に向けた取り組みも進めています。

研修に取り組む教職員

教育委員会では教職員を対象に、タブレット端末の授業での効果的な使い方やデジタル教科書との連携、電子黒板の使用方法などの集合研修・各校訪問研修を充実させていきます。
また、有志の教職員10人で構成する「GIGA推進委員会」では、「授業×ICT」をテーマに、わかりやすい授業の実践例やこれから必要な研修について協議するなど、ICT活用力の向上に取り組んでいます。

中学生が考えるガイドライン

南あわじ市では、各中学校の生徒会本部役員による「中学校GIGAスクール推進会議」を開催しています。会議では、各校の活用例やトラブル例などを共有。市内共通の運用ガイドラインを考え、校区内の小学校にも共有していきます。

  • 「各校で問題になっていることに団結して向き合っていきたいです」
    境  杏莉 さん(広田中3年)