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広報南あわじ「市政ひろば4」(令和3年5月号)

印刷用ページを表示する更新日:2021年5月1日更新 <外部リンク>

コロナ禍での地域活動 ― モデル事業者の取り組み事例 ―

新型コロナウイルスの影響を受け、地域で行われてきたさまざまな住民活動も、感染防止対策の実施や活動方法の転換が求められました。
南あわじ市では昨年度、新型コロナウイルス感染拡大対策を踏まえて新たな発想で地域活動を展開する3団体をモデル事業者に選定し、活動継続を後押ししました。
モデル事業者として、ウィズコロナ・ポストコロナ社会での活動継続をめざした3団体の取り組みを紹介します。

モデル事業者の3団体

  • (公益財団法人)淡路人形協会
  • 淡路吹奏楽団
  • 認定NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路

(公益財団法人)淡路人形協会
素浄瑠璃公演を録画・ライブ配信

密を避けて発表会を開催するため、素浄瑠璃の公演をインターネットで録画・ライブ配信しました。

事業の報告

ソーシャルディスタンスの確保やマスク着用、健康チェックなどの感染防止対策を行い、令和2年12月12日に市内で公演を開催。会場で44人が参加したほか、オンラインで延べ210人が視聴しました。
2月14日には、スタッフ以外は無観客で公演を開催。演目の合間には、太夫と淡路人形協会の正井良徳理事長の対談もあり、オンラインで延べ600人が視聴しました。

成果・今後の展開

会場の観客を少なくすることで、感染防止対策が行いやすくなりました。また、ライブ配信にあたっては、リハーサルで音響などの設備の調整を念入りに行い、緊張感をもって本番に臨みました。
オンラインで配信したことで、全国に淡路人形浄瑠璃をPRできました。他地域の後継者団体からも反響があり、交流の幅が広がりました。今後は、より良い動画を作るための技術を磨きながら、公演の配信を続けていきたいです。

淡路吹奏楽団
感染防止対策をとってモデル演奏会を開催

感染防止対策に工夫を凝らし、モデル演奏会を開催。演奏風景を収録したDVDは福祉施設や市内中学校の吹奏楽部に配布します。

事業の報告

活動にあたっては、手洗いや検温、定期的な部屋の換気、出演者やスタッフの感染防止対策を徹底しました。また、楽器を演奏する直前までマスクを着用し、演奏中はついたてや、楽器専用のフェイスシールドを使用しました。

3月7日には、感染防止対策をとったモデル演奏会を開催。演奏風景を収録したDVDは、市内中学校の吹奏楽部や、コロナ以前に慰問演奏していた福祉施設に順次配布します。

成果・今後の展開

コロナ禍では、演奏会の開催方法だけでなく、練習方法も検討が必要でした。緊急事態宣言の発令中は夜間の練習場の使用制限があり、練習時間は以前の約半分となりました。そんな中でも、団員一人ひとりが演奏と感染防止対策について考え、演奏会モデルの提案ができたと思います。
今後は、市内中学校の吹奏楽部とのジョイントコンサート開催など、他団体にも取り組みが広がるように頑張っていきます。

認定NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路
オンラインでの相談受付・会議

引きこもり・不登校に関する個別相談、専門家や関係者との会議をオンラインで実施しました。

事業の報告

引きこもりや不登校についての相談を受付しているSODA。モデル事業者となり、パーテーションの設置やオンラインの活用を行ったことで、個別相談や専門家らによる会議、セミナー開催などの活動を継続することができました。
カウンセラーなどの専門家にとっても、感染防止のために外部の会議などへの参加が難しい状況でしたが、オンラインでの参加により、コロナ以前のようにアドバイスを得ることができました。

成果・今後の展開

活動の継続に取り組むことで「感染が不安で相談に行けない」といった状況を改善できました。また、オンラインを活用することで、離れて暮らす島外の家族からの相談に応じることができたほか、外出が苦手な人にとっても新しいコミュニティの場とすることができました。
今後も対面やオンラインを併用していくことで、孤立する人を置き去りにしない活動を広げることができるのではないかと感じています。