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広報南あわじ「まちかどトピックス」(令和3年3月号)

印刷用ページを表示する更新日:2021年3月1日更新 <外部リンク>

生徒らが地元の伝統を体験、個性あふれる鬼瓦たち

約400年の歴史がある伝統工芸的地場産業の「淡路瓦」。その魅力を知ってもらおうと、1月22日、淡路瓦工業組合が西淡中学校で出前授業を開催しました。
7回目となった今回は、同校の3年生約80人が参加。淡路瓦工業組合PR委員長の溝上智之さんより、淡路瓦の製造工程や歴史についての説明を受けた後、鬼瓦づくりを体験しました。生徒らは、事前に描いてきた下絵を焼成前の丸瓦に写し、カッターナイフや竹串で削ったり、粘土で作った角(つの)や目などのパーツをつけたりして、約2時間かけて個性あふれる作品を完成させました。谷池芽惟美(めいび)さんは「焼き上がりが楽しみ。手元に届いたら玄関に飾りたい」とうれしそうに話していました。
溝上PR委員長は「この授業をきっかけに、瓦に興味をもってもらい、伝統を受け継いでもらえたら」と授業に込めた思いを語りました。
作品は、3週間ほど乾燥させた後、焼成窯で焼き上げられ、卒業前に生徒らにプレゼントされます。

淡路三原高校生が意見発表、地域の課題解決策を提案

淡路三原高校の3年生らが高校生の視点で考えた、南あわじ市や淡路島が抱える課題や解決策についての意見を、1月15日に守本市長や市職員の前で発表しました。
発表した内容は、3年生のうち3クラスが、高校で週に1時限ある「総合的な探求の時間」の授業の取り組みで意見をまとめたもの。生徒らは2年時の授業で「地域の魅力の発見」に取り組んでおり、より地域について深く知るため、3年では地域の課題やその解決策について、5人ほどの班ごとに調査・研究を行いました。
この日は、4つの班の発表があり、「若者の島外への流出」や「公共交通機関の課題」などについて、人口推移やバスの路線図など、自分たちが調べた内容に基づき、解決策について意見を述べました。最後に、生徒を代表して松坂拳伸(けんしん)さんが、すべての班の意見をまとめた提案書を守本市長に手渡しました。
「総合的な探求の時間」での取り組みは来年度も行われ、現2年生が今回の内容を引き継いで実施する予定です。

差別や誹謗中傷のない社会をめざして、人権講演会を開催

新型コロナウイルス感染症に関わる差別が深刻化する中、差別や誹謗中傷のない社会をめざそうと、1月15日、中央公民館で人権講演会が開催され、市民ら30人が参加しました。
講師は山口県人権啓発センター事務局長の川口泰司さん。「コロナ禍で差別と人権を考える」をテーマに、コロナ差別、ネット差別、部落差別について講演。実際の事件や実体験を紹介し、誰もが差別の当事者になる恐れがあることを説明しました。
川口さんは「自分の行動が行き過ぎたものではないか、そこに差別意識はないか、よく考えるべき。みんなで支え合える温かいまちづくりをしましょう」と参加者へ呼びかけました。

安全に運動できるように、沼島小の校庭が芝生化

県の補助金を活用して校庭の全面芝生化に取り組む沼島小学校で、1月19日に芝生の植え付け式がありました。
同校の校庭の地盤は山の土で、場所によっては校庭の表面に石が露出することがありました。けがにつながる恐れがあることから、「子どもたちが安全に運動できるように」と、「県民まちなみ緑化事業」の補助金を活用して全面芝生化することにしました。
植え付け式には、沼島小・中学校、ぬしま保育園に通う子どもたちや地域住民ら約30人が参加し、校庭に隙間ができないように芝生を敷き詰めました。芝生の定着は6月ごろまでかかる予定。同小1年の田村心穏(しおん)さんは「芝生になった校庭で、友達とサッカーをしたい」と話していました。

県の景観形成重要建造物、槌賀家住宅(賀集)を指定

兵庫県は、地域の良好な景観づくりに重要な役割を果たしているとして、南あわじ市の槌賀(つちが)家住宅(賀集)を「景観形成重要建造物」に指定しました。
県では、歴史的・文化的な価値や、シンボル性、公共性を踏まえ、槌賀家住宅を含めて計109件(建造物101件、樹木8件)を「景観形成重要建造物等」として指定しています。
槌賀家住宅は、江戸中期から淡路島に代々続く地主が1839(文化2)年に建てた母屋を中心として、江戸末期から明治時代に副業で営んだ酒造業や接客用の関連建物が建てられました。これらの多くが大きな改変を加えられることなく、きめ細かい管理により当時の景観が維持されて現在に至っています。