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広報南あわじ「市政ひろば2」(令和2年11月号)

印刷用ページを表示する更新日:2020年11月1日更新 <外部リンク>

結果は体の通信簿、健診から考える「健康のススメ」

会社や学校、市が実施している健診の目的は、自覚症状がない段階の病気や、将来生活習慣病になるリスクがあるかどうかを確認し、その後の適切な対応につなげることです。健診を受診したら、結果をきちんと確認しましょう。
「病気が発見されるのは怖い。精密検査や治療を受けるのはつらい」と健診を受けることにしり込みしたくなるかもしれません。しかし、多くの場合、健診で早期に発見できた生活習慣病は、生活習慣の改善や適切な薬物治療によって、改善したり進行を食い止めたりすることができます。

南あわじ市民の気になる生活習慣など

※「国保データベースシステム」の昨年度の数値より

毎日3食以外に間食などを取る

南あわじ市 36.2%(全国 19.9%)

飲食の機会が多いと、血糖値が高い状態が続いたり、カロリーを多く取り過ぎてしまったりする可能性があります。

食事速度が速い

南あわじ市 41.0%(全国 27.0%)

早食いだと満腹感を感じるまでにたくさん食べてしまいます。また、ゆっくり食事をとることで家族と過ごす時間も増やせます。

1日30分以上の運動習慣がない

南あわじ市 69.2%(全国 58.0%)

車移動が多いことが関係しています。自宅での運動(ストレッチや階段の上り下りなど)を習慣にすることで解消できます。

睡眠不足

南あわじ市 35.7%(全国 25.2%)

睡眠は脳と体にかかるストレスや疲労を取り除く働きがあり、体だけでなく心の健康にもつながります。

年に1度の健診を受診している

南あわじ市 45.3%(全国 23.1%)

健診受診率は全国平均と比べてとても高く、県内でも7位になります。家族や近所の人と声をかけ合って受診を続けましょう。

再検査を受けていない人

南あわじ市 7.1%(全国 5.4%)

生活習慣病は自覚症状がないまま進行します。再検査が必要な項目が見つかったら、医師に相談しましょう。

健康のために変えた生活習慣

生活習慣を見直し、半年で体重が28キロ減った沼田さんに話を聞きました。

きっかけは健診を受けたこと

数年前から病院で高血圧を指摘されていましたが、仕事で忙しく、7年ほど健診を受けていませんでした。妻から「健診に行くように」と強く促され、昨年、町ぐるみ健診を受けました。
後日、届いた健診結果を見ると、身長180センチに対して体重は114キロ。血糖値は基準値を大きく超え、糖尿病になってもおかしくない状態でした。インターネットで糖尿病について調べると、失明したり、足を切断しないといけなくなったりするような恐ろしい病気だとわかり、「このままではいけない」と生活習慣を見直す決心をしました。

動画で探した自分に合う方法

参考にしたのは動画共有サイトです。血糖値を下げる方法を調べ、効果があるといわれていることを実践していきました。
特に気をつけたのが食事です。以前は丼物やラーメン、パンなどが好物で、よく食べていました。まずは炭水化物を減らすことを意識し、ご飯の量を少なくしたり、こんにゃく米を食べたりしました。ラーメンやパンはほとんど食べなくなり、糖質を控えられる鶏むね肉や卵、豆腐、野菜をとるようにしました。
また、もともと運動はあまりしていませんでしたが、「自転車なら続けれるかな」と思い、毎日30分から1時間ほど諭鶴羽ダム周辺でサイクリングをするようにしました。続けていくうちに体が軽くなり、坂道を上るのもだんだん楽になっていくのを実感しました。
食生活の改善や運動は、無理しすぎると続けられなかったと思います。「これなら自分にもできる」と思ったことに取り組みました。くじけそうになったときは動画を見て初心を思い出し、決意を改めました。

気づけたことが幸運だった

生活習慣を見直して、半年で現在の体重である86キロまで減少しました。かがんだり立ったりするのが楽になり、血液検査の結果を見た主治医からも褒め言葉をいただきました。健診を受け、病気のリスクに気づくことができて幸運でした。
急に体重を落とすと内臓に負担がかかるそうなので、しばらくは現状を維持して、半年ほど経ったら、さらに20キロの減量をめざして頑張りたいと思っています。

町ぐるみ健診のご案内

感染症対策のために延期していた「町ぐるみ健診」は、来年1月以降に実施します。申込者には、12月に受診票を郵送します。
※自覚症状などの心配なことがある人は、健診を待たずに医療機関を受診しましょう

 
日程(月) 日程(日) 場所
1月 29、30日 湊地区公民館
2月 1、2、3日
2月 4、5、8、9、10日 保健センター
2月 11、12、13、15、16、17、18、19日 福良地区公民館
3月 1、2、3、4、5、6、8、9日 中央公民館

生活改善をサポートします

生活習慣を改善するときに「どうしたらいいか」「これで正しいのか」など、不安になるかもしれません。
市では毎月1回、健康相談を実施しています。保健師や管理栄養士が改善に向けたアドバイスを行いますので、健康課(電話番号0799-43-5218)まで予約のうえ、会場までお越しください。日程等は広報紙の「健康カレンダー」(今月号は23頁)に掲載しています。
市が実施している健診や健康教育を上手に利用し、健康寿命を延ばしましょう。

問合せ先

健康課(電話番号0799-43-5218)