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広報南あわじ「市政ひろば2」(令和2年8月号)

印刷用ページを表示する更新日:2020年8月1日更新 <外部リンク>

地域と市長の対話の場

「地域と市長の対話の場」は、地域の現状や課題、魅力や可能性について地域と行政がともに考えていくことを目的として、令和元年度に市内21地区(※)で開催しました。
地域からは地域づくり協議会や各種団体の役員、行政からは市長や幹部職員、地元在住職員等、延べ約2,000人が参加しました。
対話の場では、守本市長より講話を行った後、各地区であらかじめ設定したテーマに基づき意見交換を行いました。
※伊加利地区は新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期し、参加対象者を限定した懇談会を開催しました

<市長講話より抜粋>
個人主義の昭和から平成の時代を経て、令和はもう一度コミュニティの重要性が再認識される時代になると考えています。南あわじ市は住民の活動が活発で、自治会をはじめとするコミュニティの力が非常に強い地域です。これからの日本においてトップランナーになり得る可能性をもっていると感じています。

各地区で取り上げられた主な対話テーマ

 
テーマ 内容(複数地区で話題になったものを主に掲載) 地区名
公共施設のあり方 ・古くなった公共施設はどうなるのか?改修予定や移転計画は?
・庁舎や学校跡地の利活用をどうすべきか?
広田、倭文、湊、津井、丸山、阿那賀、伊加利、市、三原志知、福良、賀集、阿万、灘
防災 ・洪水、高潮、津波等への災害対策の現状は?
・台風襲来前に上流側のため池水位を下げることで、下流域の被害軽減につながるのではないか?
・災害リスクや備えについて、学ぶ機会を設けてほしい
広田、松帆、湊、丸山、阿那賀、榎列・倭文、神代、三原志知、福良、北阿万、阿万
子どもの安全安心 ・通学路の安全確保のため、通行車両のスピードを落とす方策はないか?
・防犯灯や横断歩道の設置、狭い道路の拡幅等を行ってほしい
・通学路にイノシシが出没するようになったので対策してほしい
湊、伊加利、西淡志知、榎列・倭文、市、神代、三原志知、賀集、北阿万、潮美台
高齢化対策 ・免許返納後の生活(買い物、通院)に不安を感じる
・地区内に商店がなくなり、日常的な買い物に不安を感じる
・地域住民の助け合いの力を活用して課題解決に取り組めないか?
倭文、津井、丸山、阿那賀、賀集、北阿万、潮美台、阿万、沼島
地域団体 ・団体(自治会、老人クラブ等)役員の負担が大きくなり、役員のなり手不足にも悩んでいる
・地域に若い人が少なく、消防団員の人員確保が難しい
・転入者に対して、自治会加入を呼びかける効果的な方法は?
丸山、伊加利、西淡志知、八木、市、神代、賀集、北阿万、阿万
空き家対策 ・空き家が増えており、防犯、防災面で不安を感じる
・空き家の利活用による移住者の受け入れを促進できないか?
倭文、松帆、阿那賀、榎列・倭文、福良、北阿万、阿万、沼島
獣害対策 ・住宅エリアにもイノシシやシカが出没しはじめた
・獣害対策の補助制度の拡充を行ってほしい
・大学や事業者と連携して、ジビエの利活用に取り組めないか?
倭文、伊加利、八木、賀集、潮美台、阿万、沼島

 ※上記以外にも、各地区の道路整備要望や地域活性化策の提案など、さまざまなテーマについて話し合われました。 各地区の概要は、市民交流センターでもご覧いただくことができます

対話の場を終えて

今後、対話を通じて地域と共有した情報をもとに効果的な施策の検討を進めていきます。(以下は代表例)

防災

ハード対策(河川改修、防潮堤整備等)への要望とともに、避難情報やハザードマップに関する質問なども多くありました。市としても、市民へ日頃からの災害への備えを促すために、情報提供の重要性を感じる機会となりました。
加えて今年度は、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた災害時の避難について、市民へ情報発信を行うことが急務となっています。7月29日に開催の地域づくり懇談会で、本テーマについて市幹部職員と地区自治会代表者の意見交換を行い、話し合われた内容は8月中旬に新聞折り込み等で市内全域へ情報発信します。

高齢化対策

運転免許証返納後の移動手段や、身近なお店がなくなる中での買物に対する不安の声が多くの地区でありました。一方で、事業者がバス運行や移動販売を実施しても、利用者が少なければ事業を続けられないといった悩みもあり、利用者と事業者の双方にとって有益な仕組みづくりが必要となっています。
市では、事業者側の現状把握のため、タクシー事業者や移動販売業者などと意見交換を行いました。今後、モデル地区を設定して地域住民と協議を行い、事業者、地域、行政の3者が連携した取り組みを検討していきます。

獣害対策

里山林周辺の農作物への被害が問題となっていた獣害ですが、潮美台などの住民生活エリアにもその範囲が広がりつつあります。令和元年度は、イノシシの異常な繁殖の影響等もあり被害が増加したことから、猟友会と協力して対策を強化した結果、シカ、イノシシの捕獲頭数は前年度に比べて48%増(平成30年度3,160頭→令和元年度4,680頭)となりました。
市では今年4月に、有害鳥獣の課題に対して総合的に取り組む「鳥獣対策室」を設置しました。これまでの対策を継続、強化するとともに、より効率的・効果的な捕獲を行うために、ドローンやICT技術を活用した新たな対策にも取り組んでいきます。

問合せ

市民協働課(Tel:0799-43-5244)