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広報南あわじ「市政ひろば1」(平成28年6月号)
市政ひろば1
「国生みの島・淡路」が日本遺産に認定
文化庁が地域の文化財や伝承、風習などにまつわる特色あるストーリーを認定する「日本遺産」に4月19日、島内3市で申請した「『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」~古代国家を支えた海人の営み~」が選ばれました。今回認定されたストーリーは、島内3市と淡路県民局、淡路青年会議所、淡路島くにうみ協会、淡路島観光協会の7団体で構成する「淡路島日本遺産委員会」で作成。国生み神話の中で最初に誕生する「特別な島」を淡路島とし、その背景には、金属器文化や塩づくり、航海術で畿内の王権や都の暮らしを支えた海の民「海人」の存在があったと紹介しています。また、ストーリーには、淡路市の五斗長垣内遺跡や伊弉諾神宮、洲本市の先山千光寺などのほか、本市の松帆銅鐸や古津路銅剣、沖ノ島古墳群、大和大国魂神社、鳴門海峡とうずしお、淡路人形浄瑠璃、自凝島神社、沼島など31項目の文化財が構成されています。
世界遺産登録へフレーム切手販売!
渦潮の世界遺産登録への機運を高めてもらおうとオリジナルフレーム切手「鳴門海峡の渦潮を世界遺産へ」が発売されました。4月19日、発売を記念して渦潮観潮船「日本丸」の船上で日本郵便近畿支社と四国支社から自治体関係者や写真提供者らに切手が贈呈されました。フレーム切手の価格は、1シート税込1230円で、淡路島、徳島市、鳴門市等の郵便局で4月20日から1250シートが販売されています。
村上頌樹さんが選抜高校野球優勝の報告
第88回選抜高校野球大会で奈良県の智辯学園高等学校のエースとして投打に大活躍して優勝に導いた、賀集出身の村上頌樹さんの優勝の報告会が5月9日、市役所で行われました。村上さんは、賀集少年野球クラブで野球を始め、南淡中学校在学中に島内の硬式野球チーム「アイランドホークス」でエースとして活躍。進学した智辯学園高校を春夏通じて初めての優勝に導きました。報告会で村上さんは「野球の基礎は淡路島で教わった。淡路からも応援に来てくれていたので恥ずかしい姿は見せられないと思い精一杯投げた。チーム一丸となって優勝でき、周りの人たちに恩返しができて良かった」と話しました。さらに、現在、夏の大会に向けて猛練習中の村上さんは「まずは夏の甲子園に出ることが目標!変化球と直球のキレを磨いて多くの三振を取れるように頑張りたい」と春夏連覇を目指す意気込みを力強く語ってくれました。
市道茶屋池線が開通
国道28号と広域農道・オニオンロードを結ぶ八木養宜上の市道茶屋池線が4月27日に完成し、開通式を行いました。同線は、国道28号線の渋滞緩和と地域経済活動の発展を図るため平成24年8月に着工。総事業費約7億8千万円で、茶屋池に架かる100メートルの橋を含めて全長1070メートルの道路を整備しました。開通式では、八木保育所の園児らが合唱を披露。関係者によるテープカットの後、通り初めをし、開通を祝いました。
地域おこし協力隊に新隊員着任
南あわじ市地域おこし協力隊の委嘱状交付式を5月16日に行い、京都府福知山市から移住された大田志穂さんが新たに着任しました。大田さんは、美菜恋来屋で販売支援に携わるほか、特産品の開発や広報などの活動を行います。交付式では、中田市長が「基幹産業の振興に知恵を出してほしい」と激励し、大田さんは「市内外の人に南あわじ市の魅力を伝え、南あわじ市を好きになってもらいたい」と抱負を語りました。