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広報南あわじ「市政ひろば3」(平成26年12月号)
市政ひろば3
南あわじ市総合防災訓練
南海トラフ巨大地震・巨大津波に備えようと10月26日、全島で総合防災訓練が開催されました。市内でも三原志知小学校をメイン会場とし、各地区において訓練が実施されました。 訓練は、マグニチュード9の南海トラフ巨大地震に伴い市内で最大震度7の揺れを観測、また地震による大津波警報が発令されたとの想定で行われました。 午前8時に訓練を知らせるサイレンが市内一斉に鳴り響くと、メイン会場には大勢の住民が避難し、すぐに安否確認のための受付を済ませていました。 この後メイン会場では、震災・学校支援チーム(EARTH)による防災学習のほか、備蓄食料であるアルファ化米や淡路手延べ素麺の試食や土のう作成訓練など多くの訓練が行われました。 また南あわじ警察署や淡路広域消防事務組合等の関係団体も参加し、災害時の連携について確認しました。 閉会式で中田市長は「素晴らしい訓練だった。今回の訓練が、いざという時に大いに役立つ」と話しました。
防災意識の向上目指し、防災イベント開催
南海トラフ巨大地震で津波高8・1メートルが想定される福良地区で9月28日、津波への備えをテーマに「福良うずまるフェスタ・津波防災ワークショップ」が開催されました。 福良港津波防災ステーション(通称:うずまる)では、女性消防団員によるAEDを用いた応急手当の講習会や多くの家族連れが参加した防災○×クイズなどが開催されたほか、市の災害時備蓄食料の1つとなっている淡路手延べ素麺の振る舞いが行われました。 また南淡公民館で開催された津波防災ワークショップには、自治会役員や民生委員、消防団員ら約150人が参加。地図を使って避難方法を考える図上訓練に取り組みました。 福良地区で震度6以上の強い揺れが起き、58分後に津波が到達するとの想定で実施。参加者は自治会ごとにテーブルに分かれ、広げられた地図の上に避難所の位置や避難経路などの気付いたことを積極的に書き入れていきました。
消防団協力事業所へ表示証の伝達式
地域防災を支える消防団の活動がますます重要性が増している現在、全国でも消防団員の約7割が被雇用者という状況の中、緊急時の消防団員の出動や活動においては、勤務先の会社や事業所の理解と協力が必要です。 そこで、島内3市消防団で構成する淡路地区消防協議会では、勤務時間中の消防団活動に配慮している事業所を「消防団協力事業所」として認定し、「表示証」を交付しています。 市内では、今年新たに次の2事業所に表示証が交付されました。※順不同・敬称略
- 株式会社パイオニア淡路工場(福良)
- 伊丹産業株式会社福良工場(阿万)
それぞれの事業所では、災害時の出動に際し、消防団活動への配慮に取り組んでいるなど、協議会の協力事業所認定基準に適合していることから認定を受けました。