本文
更新日:2024年11月6日更新
南あわじのおいしい給食Vol.8
漁師の冬の副業
■□■ 江戸時代から続く伝統技法 ■□■
(写真)医師。調理師。美容師。「○○師」とつく職業は様々あります。皆さんは他にどんな「〇〇師」が思い浮かびますか?
さて福良地区を中心に南あわじ市には、次のような呼ばれ方をする職人がいます。
Q1 「絲手師(いとでし)」とは、次のうち何を作っている職人でしょう?
正解は・・・。
「手延べ素麺(そうめん)」の職人です。
Q2 どうして南あわじ市では手延べ素麺が作られるようになったのでしょう?
昔から、漁師たちは冬になると海が荒れて漁に出られないことが多く、
何か他に仕事をする必要がありました。
そこで江戸時代末期になり「手延べそうめん作り」が始まりました。
そうめん作りには、冷たい風と乾燥した空気が必要で、
この地域の気候は、この条件に適していたのです。
今では少なくなりましたが、福良の町を歩いていると手延べそうめんを
天日干ししている光景が日常的に見られたそうです。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
機会化は進んでも、伝統の「手延べ」を守り続け、
素麺本来の味・コシ・のどごしを、今でも実現している伝統製法をぜひご覧ください。
動画:https://youtu.be/F1FR62TMo_E?si=QH6btioRj2nkBTby<外部リンク>
資料提供:淡路手延素麺協同組合(許可を得た上で編集済み)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■