本文
広報南あわじ「まちかどトピックス1」(令和6年9月号)
自ら生き抜く 共に生き抜く 未来を生き抜く
防災ジュニアリーダー養成講座
児童や生徒自らが、将来にわたって主体的に市の防災に関わり、安心・安全なまちづくりに貢献しようとする意識を高めるため、「防災ジュニアリーダー養成講座」が開催されました。
8月1日に実施された初級コースは市内の小・中学生を対象に開催。元石巻西高校校長の齋藤幸男氏を講師に迎え、将来の災害に対応するための知識や技能を学びました。上級コースは8月9日から11日まで行われ、日本赤十字石川県支部に能登半島地震の義援金を届けた後、東日本大震災の被災地を訪問。大川小学校などを視察し語り部による講話を聞いたり、地域の人たちとの交流会に参加したりしました。
参加した子どもたちは、「大川小学校の校歌の題名は『未来を拓く』でした。ここから広がる未来を築いていく一員になりたい」「防災は失敗を学びに変え、レベルアップすることが大切」「大切なのはこの経験をどう活かすかどう向き合っていくかだと思う」と話していました。
防災ジュニアリーダーに認定された児童・生徒らは、11月17日に実施される市の地域防災訓練等、地域に出て活動をする予定です。
誰もが憩い、楽しめる公園整備に向けて
公園・憩いの場の意見交換会
市内の公園・憩いの場の充実を図るため、7月16日、阿万小学校の6年生児童と市議会議員、市職員などの参加者で意見交換を行いました。同校の4~6年生児童に実施したアンケート結果や調査をもとに、誰もが楽しめる工夫や防災の考え、子どもから高齢者までの交流の場など、児童たちは4班に分かれてプレゼンテーション形式で実施。
「みんなが楽しめる噴水」「避難所になる遊具」「アレルギーを考慮した材質」など、児童たちはアイデアにあふれた公園整備への思いを伝えました。引き続き意見交換等により、今後の取り組みが検討されます。
元アスリートが南あわじで新たな挑戦
地域おこし協力隊に新隊員就任
地域おこし協力隊は、都市部などから地方に移住し、地域住民と共に地域活性化や地域活動に取り組む制度です。この度、東京都八王子市出身の元プロサッカー選手、田嶋みのりさんが新たに隊員として就任し、8月2日、市役所で委嘱状交付式が行われました。今後、農産物の多品目栽培の支援や「美菜恋来屋」と連携して、淡路島産品の地産地消の推進活動に取り組みます。
田嶋さんは、「選手時代に栄養ある食事の大切さを痛感しました。南あわじ市の食を淡路島内外に広く発信していきたいです」と意気込みを語りました。
戦争の記憶を胸に、平和への誓いを新たに
戦没学徒追悼献花式を挙行
終戦の日の8月15日、若人の広場公園で市主催の戦没学徒追悼献花式が行われました。式典には行政関係者のほか、市遺族会や各種団体の関係者ら18人が参列。太平洋戦争中、学徒出陣で亡くなった戦没者をしのび、白菊を献花台に供え、戦没学徒の追悼と平和への誓いを新たにしました。
式典の後、「萬灯会」が開催され、同公園の広場には灯籠の灯りにより、「追悼」の文字が浮かび上がっていました。
高校生が地域課題の解決策についてプレゼンテーション
淡路三原高校地域発表会
淡路三原高校では、「総合的な探究の時間」において、自分だけの問いを探す探究活動に取り組んでいます。7月23日、淡路三原高校体育館で、「地域発表会」が開催され、高校生の視点で考えた地域社会の課題解決を目指したプレゼンテーションがポスター形式で行われました。生徒が「未来につなげる保育」「松葉を活用した取組み」などについて発表した後、参加した市議会議員や市職員、保護者が、それに対する質問やコメントをするなど、高校生の探究活動をさらに深める良い機会となりました。