eチャリプロジェクトについて
南あわじ市では、運転免許証を返納したあとも、買い物や通院など日常の外出を自分らしく続けられる暮らしを考え、電動アシスト自転車の利用を促進する「eチャリプロジェクト」を進めています。
本事業は、「運転できなくなってから」移動手段を考えるのではなく、元気なうちから、将来に備えて準備していくことを目的とした取組です。
なぜ南あわじは「eチャリプロジェクトを始めたのか」
車に頼る暮らしの、その先を考えるため
南あわじ市では、日常の移動の多くを自動車に頼っています。買い物や通院、ちょっとした外出も車が当たり前という暮らしは便利な一方で、「運転をやめたあと、どうやって外に出るのか」という不安を、誰もが心のどこかに抱えています。
市がeチャリプロジェクトを始めたのは、シニアが免許を返納する“その日”のことだけを考えたからではありません。10年後、20年後もこのまちで自分らしく外に出続けられる暮らしを、今から準備していく必要があると考えたからです。
無理なく身体を動かし続けられる手段として
そこで市が選んだのが電動アシスト自転車でした。自転車は身体を動かしながら移動できる身近な手段ですが、坂道や距離の不安から、日常的に使い続けることが難しい人も少なくありません。
電動の力を借りることで移動そのものが楽になり、「また乗りたい」「もう少し先まで行ってみたい」と感じられます。そして、その楽しさこそが外出を続けるきっかけになります。自動車での移動に比べ、ペダルをこぎ、バランスを取りながら走る自転車は、自然と身体を動かすことにつながります。日常の中で無理なく身体を使い続けられることも、大切な視点の一つです。
運転免許証を「返納してから」ではなく「今から」の準備
将来、車に乗らなくなったときに、「明日から電動アシスト自転車に乗りましょう」と言われても、身体の使い方やバランスの問題から、実際には難しい人が多いのが現実です。自転車に乗り続けてきた期間があるからこそ、無理なく使い続けられます。それは、長い時間をかけて身につく力だと考えています。
将来、運転免許証を返納する際に、「大丈夫。ずっと自転車に乗ってきたから、買い物や病院くらいなら困らない」と言って、生活の不便さを感じずに暮らせる人が増えていく。eチャリプロジェクトは、そんなまちの姿を目指した取り組みです。