区分
県指定
分類
有形文化財
種別
考古資料
指定年月日
令和5年(2023年)3月17日
所有者及び管理者
南あわじ市
所在地
南あわじ市松帆西路1137-1
時代または年代
弥生時代
備考
大きさ:高さ22~32センチ、重さ1.1~2.6キログラム
素材:青銅
内容
平成
27
年
(2015)4
月
、
松帆地区
(
古津路
・
慶野
・
櫟田
)から
採取
された
砂
の
中
より、
最古段階
の
菱環鈕
(注1)2
式
銅鐸
1
点
と
外縁付鈕
1
式
銅鐸
6
点
が
発見
されました。
銅鐸
7
点
はそれぞれ
舌
(注2)を
伴
っており、
舌
の
穴
の
部分
には、
舌
を
吊
り
下
げるための
紐
と
思
われる
有機物
が
残
っていました。
また
松帆銅鐸
の
内面
には
植物片
が
付着
しており、
放射性炭素年代測定
を
行
った
結果
、
紀元前
400
年
~
紀元前
200
年
の
植物
とわかりました。
銅鐸
に
関係
する
実年代
がわかったのは
初
めてのことです。
松帆
2・4
号
銅鐸
と
慶野
中
の
御堂
銅鐸
(
袈裟襷文銅鐸
)、
松帆
3
号
銅鐸
と
加茂岩倉
27
号
銅鐸
(
島根県
)、
松帆
5
号
銅鐸
と
荒神谷
6
号
銅鐸
(
島根県
)が
同笵
(注3)
関係
であることや
銅鐸
には
朝鮮半島産
の
鉛
が
使
われていることも
判明
しました。
今後
、
古代
の
歴史
を
紐解
くための
重要
な
史料
となる
可能性
がある
文化財
です。
注1
鈕
…
印
・
鐘
・
鏡
などのつまみの
部分
。
注2
舌
…
銅鐸
を
鳴
らすための
青銅製
の
棒
。
注3
同笵
…
鋳造
に
同
じ
鋳型
を
用
いること。