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松帆銅鐸(まつほどうたく)

更新日:2024年1月17日更新印刷ページ表示
松帆銅鐸7点の集合写真
舌についた紐と思われる有機物

区分

県指定

分類

有形文化財

種別

考古資料

指定年月日

令和5年(2023年)3月17日

所有者及び管理者

南あわじ市

所在地

南あわじ市松帆西路1137-1

時代または年代

弥生時代

備考

大きさ:高さ22~32センチ、重さ1.1~2.6キログラム
素材:青銅

内容

  平成へいせい 27 ねん (2015)4 がつ松帆地区まつほちく古津路こつろ慶野けいの櫟田いちだ )から 採取さいしゅ された すななか より、 最古段階さいこだんかい菱環鈕りょうかんちゅう (注1)2 しき 銅鐸どうたく 1 てん外縁付鈕がいえんつきちゅう 1 しき 銅鐸どうたく 6 てん発見はっけん されました。
  銅鐸どうたく 7 てん はそれぞれ ぜつ (注2)を ともな っており、 ぜつあな部分ぶぶん には、 ぜつ げるための ひもおも われる 有機物ゆうきぶつのこ っていました。
 また 松帆銅鐸まつほどうたく内面ないめん には 植物片しょくぶつへん付着ふちゃく しており、 放射性炭素年代測定ほうしゃせいたんそねんだいそくていおこな った 結果けっか紀元前きげんぜん 400 ねん紀元前きげんぜん 200 ねん植物しょくぶつ とわかりました。 銅鐸どうたく関係かんけい する 実年代じつねんだい がわかったのは はじ めてのことです。
  松帆まつほ 2・4 ごう 銅鐸どうたく慶野けいの なか御堂みどう 銅鐸どうたく袈裟襷文銅鐸けさだすきもんどうたく )、 松帆まつほ 3 ごう 銅鐸どうたく加茂岩倉かもいわくら 27 ごう 銅鐸どうたく島根県しまねけん )、 松帆まつほ 5 ごう 銅鐸どうたく荒神谷こうじんだに 6 ごう 銅鐸どうたく島根県しまねけん )が 同笵どうはん (注3) 関係かんけい であることや 銅鐸どうたく には 朝鮮半島産ちょうせんはんとうさんなまり使つか われていることも 判明はんめい しました。 今後こんご古代こだい歴史れきし紐解ひもと くための 重要じゅうよう史料しりょう となる 可能性かのうせい がある 文化財ぶんかざい です。

 

注1  ちゅういんかねかがみ などのつまみの 部分ぶぶん
注2  ぜつ銅鐸どうたく らすための 青銅製せいどうせいぼう
注3  同笵どうはん鋳造ちゅうぞうおな鋳型いがたもち いること。

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