区分
市指定
分類
有形文化財
種別
書跡
指定年月日
平成11年11月13日
所有者及び管理者
国清禅寺
所在地
南あわじ市松帆西路689(玉青館)
時代または年代
江戸時代【享保12年(1727)】
内容
この
掛軸
は、
享保
12
年
(1727)に
勝算和尚
を
描
いた
肖像画
です。
勝算
はこの
年
、65
歳
で
瑞龍寺
(
大阪市
浪速区
)の
住職
を
退
き、
松帆
に
国清庵
(
現在
の
国清禅寺
)を
開山
したと
伝
えられています。
この
画像
は、
勝算
が
衲衣
(注1)を
付
け
椅子
に
座
った
肖像
が
描
かれており、
禅宗
の
伝統
にならった
様式
で
頂相
(注2)と
呼
ばれています。
作者
はわかっていませんが、
極
めて
写実的
で
勝算
の
風貌
を
推察
する
資料
として
貴重
で、
保存状態
も
良好
です。
注1
衲衣
…
僧侶
の
着
る
法衣
。
注2
頂相
…
正
しく
法
を
継
いだ
証明
として
師
から
弟子
へと
授受
された
肖像画
で、
世俗
の
肖像画
とは
別
に
成立
した
肖像画
である。わが
国
で
入宋僧
が
鎌倉初期
に
中国
から
正法授受
の
証明
としたものが
最初
である。