区分
市指定
分類
有形文化財
種別
工芸品
指定年月日
平成元年3月14日
所有者及び管理者
寶光寺
所在地
南あわじ市志知飯山寺297
時代または年代
南北朝時代【永和4年(1378)】
備考
大きさ:長さ19センチメートル、重さ400グラム
内容
錫杖
は、
僧
が
各地
を
巡
り
歩
いて
修行
するときにたずさえ、
邪悪
なものを
避
けるために
鳴
らしたり、
托鉢
の
時
、
来訪
を
告
げるために
用
いました。この
杖
の
先
につけるのが
錫杖頭
で
遊鐶
というリングが
本体
に
当
たることで
音
が
出
ます。
寶光寺
にあるこの
錫杖頭
は、
遊鐶
が2
個
付
いています。
軸
の
部分
には「
飯山寺弘鑁
」、「
永和二二戊午年
(
永和
4
年
のこと)」の
紀年銘
が
刻
まれていることから、
飯山寺
に
住
していた
南北朝時代
の
醍醐寺
(
京都市
伏見区
)の
僧
、
弘鑁
が17
才
の
時
に
持
っていたものであろうと
伝
えられています。
飯山寺
とはその
昔
、
志知
飯山寺
地域
に
存在
していた
寺院
で、
寶光坊
(
現在
の
寶光寺
)、
勝藏坊
、
如意坊
、
池ノ坊
、
勝義坊
、
圓満坊
、
荒神坊
、
大坊
の
八
つの
塔頭寺院
によって
構成
されていました。