区分
市指定
分類
有形文化財
種別
彫刻
指定年月日
平成10年12月18日
所有者及び管理者
成相寺
所在地
南あわじ市八木馬回394
備考
大きさ:高さ218センチメートル
素材:ヒノキ
内容
両像
は
山門
の
左右
に
安置
され、
向
かって
左
が
多聞天像
、
右
が
持国天像
です。
多聞天像
は
口
を
閉
じ、
右手
は
肘
を
曲
げ、
手
を
挙
げて
戟
(注1)を
持
ち、
左手
は
体側
で
脇
を
閉
じ、
手
を
前方
に
向
けています。
岩座
の
上
で
邪鬼
を
踏
み、
腰
を
捻
り
左足重心
で
立
っています。
持国天像
は
口
を
開
き、
右手
を
振
り
上
げ
剣
を
持
ち、
左手
は
体側
で
肘
を
曲
げ、
掌
を
内
に
向
け
腰
に
添
わせています。
腹前
に
獅嚙
(注2)をつけ、
岩座
の
上
で
邪鬼
を
踏
み、
腰
を
捻
り
左足重心
で
立
っています。また、
両像
とも
腰
から
衣
が
垂
れています。
構造
はヒノキ
材
の
寄木造
り(注3)で、
製材
した
縦材
を
前後左右
に
接
ぎあわせています。
多聞天像
の
腰
から
下
は
小材
が
多数
接
ぎあわされています。
両像
とも
玉眼
が
嵌
め
込
まれ、
泥下地
に、
彩色
された
均整
のとれた
体形
の
美
しい
像
です。
注1
戟
…
古代中国
の
武器
。
戈
と
矛
を
組
み
合
わせたもの。
注2
獅噛
…
獅子
の
頭
を
模様化
した
装飾
。
兜
の
目庇
の
上
や
火鉢
の
脚
などに
飾
りとして
用
いる。
注3
寄木造
り…
頭部
・
胴体部
の
基本部
を
二材以上
の
木
を
寄
せ
合
わせて
造
るもの。