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薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)

更新日:2021年7月1日更新印刷ページ表示
薬師如来立像

区分

市指定

分類

有形文化財

種別

彫刻

指定年月日

平成9年3月24日

所有者及び管理者

国分地区・個人

所在地

南あわじ市八木国分281-2(国分庵)

時代または年代

平安時代後期

備考

大きさ:高さ71センチメートル
素材:ヒノキ

内容

 この ぞう は、 国分庵こくぶあん本尊ほんぞん で、かつて 国分寺こくぶんじ八木やぎ 国分こくぶ )にあったと つた えられています。
 ヒノキ ざい一木造いちぼくづく り(注1)で 内刳うちぐ りは ほどこ されていません。 おだ やかな 表情ひょうじょう体部たいぶ量感りょうかんすく なく、 かた がなだらかなどの 特徴とくちょう から 平安時代後期へいあんじだいこうきつく られたと おも われ、 螺髪らほつ (注2)が おお ぶりに つく られるなど ふる様式ようしき もみられます。
 かつては、 全体ぜんたい金箔きんぱく られていましたが、 現状げんじょう では みみうし ろに すこのこ るのみです。 脚下部きゃっかぶ両手先りょうてさき両足先りょうあしさきあし ホゾ(注3)、 両袖りょうそで前端ぜんたん台座だいざ光背こうはい後補こうほ (注4)です。

 

注1  一木造いちぼくづく り… 本来ほんらい一本いっぽん木材もくざい から 仏像だいぶつ全身ぜんしん丸彫まるぼ りにしたものをいう。 木像もくぞううで脚部きゃくぶころも などは 別木べつき だが、 頭部とうぶ胴部どうぶ とが 一本いっぽんつく るもの。
注2  螺髪らほつほとけ三十二相さんじゅうにそう頂髻ちょうけいあたまいただきにく隆起りゅうき肉髻にっけい とも ばれる)とともに、 ほとけ頭髪とうはつ特有とくゆう形式けいしき右回みぎまわ りに 螺旋状らせんじょう になっているものをいう。
注3 ホゾ… 木材もくざい などを 接合せつごう する さい一方いっぽう端部たんぶつく突起とっき 。これを 他方たほうつく った 枘穴ほぞあな んで わせる。
注4  後補こうほ後世こうせい補修ほしゅう のこと。

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