区分
市指定
分類
有形文化財
種別
彫刻
指定年月日
平成9年3月24日
所有者及び管理者
国分地区・個人
所在地
南あわじ市八木国分281-2(国分庵)
時代または年代
平安時代後期
備考
大きさ:高さ71センチメートル
素材:ヒノキ
内容
この
像
は、
国分庵
の
本尊
で、かつて
国分寺
(
八木
国分
)にあったと
伝
えられています。
ヒノキ
材
の
一木造
り(注1)で
内刳
りは
施
されていません。
穏
やかな
表情
、
体部
の
量感
が
少
なく、
肩
がなだらかなどの
特徴
から
平安時代後期
に
造
られたと
思
われ、
螺髪
(注2)が
大
ぶりに
造
られるなど
古
い
様式
もみられます。
かつては、
全体
に
金箔
が
貼
られていましたが、
現状
では
耳
の
後
ろに
少
し
残
るのみです。
脚下部
、
両手先
、
両足先
、
足
ホゾ(注3)、
両袖
の
前端
、
台座
、
光背
は
後補
(注4)です。
注1
一木造
り…
本来
は
一本
の
木材
から
仏像
の
全身
を
丸彫
りにしたものをいう。
木像
の
腕
・
脚部
・
衣
などは
別木
だが、
頭部
と
胴部
とが
一本
の
木
で
造
るもの。
注2
螺髪
…
仏
の
三十二相
の
頂髻
(
頭
の
頂
の
肉
が
隆起
。
肉髻
とも
呼
ばれる)とともに、
仏
の
頭髪
の
特有
な
形式
。
右回
りに
螺旋状
になっているものをいう。
注3 ホゾ…
木材
などを
接合
する
際
、
一方
の
端部
に
作
る
突起
。これを
他方
に
作
った
枘穴
に
差
し
込
んで
合
わせる。
注4
後補
…
後世
の
補修
のこと。