区分
市指定
分類
有形文化財
種別
彫刻
指定年月日
平成5年7月20日
所有者及び管理者
栄福寺
所在地
南あわじ市榎列掃守1068
時代または年代
鎌倉時代後期
備考
大きさ:高さ133センチメートル
内容
この
像
は
岡山寺観音堂
(
榎列
掃守
)の
本尊
です。カヤ
材
によると
思
われる
一木造
り(注)で、
内刳
りはありません。
両腕
は
肩
のところで
別材
を
寄
せています。
左手
に
水瓶
を
持
ち、
右手
は
膝前
で
第一指
を
曲
げ、
他
の
四指
を
伸
ばしていますが、
右手
の
第一指
を
曲
げるのは、
錫杖
を
持
つ
長谷寺
(
桜井市
初瀬
)
式
の
十一面観音立像
を
模
したものと
思
われます。
面長
で
理知的
な
表情
、
自然
な
体部
の
肉付
き、
腰
に
布
を
巻
く
表現
などから
鎌倉時代
の
特徴
がよく
表
れています。
表情
や
衣文
の
表現
にはやや
硬
さが
感
じられ、
鎌倉時代後期
に
作
られたと
考
えられます。
注
一木造
り…
本来
は
一本
の
木材
から
仏像
の
全身
を
丸彫
りにしたものをいう。
木像
の
腕
・
脚部
・
衣
などは
別木
だが、
頭部
と
胴部
とが
一本
の
木
で
造
るもの。