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五大明王(ごだいみょうおう)

更新日:2021年7月1日更新印刷ページ表示
聲明寺の寺宝として伝わる掛け軸のひとつ

区分

市指定

分類

有形文化財

種別

絵画

指定年月日

平成2年3月16日

所有者及び管理者

聲明寺

所在地

南あわじ市志知鈩69

時代または年代

室町時代

備考

大きさ:縦110センチメートル、横70センチメートル

内容

  聲明寺(しょうみょうじ) に、 寺宝(じほう) として 伝(つた) わる 掛軸(かけじく) 三幅(さんぷく) のひとつにこの 図(ず) があります。
  五大明王(ごだいみょうおう) は、 五大尊(ごだいそん) ともいい、 不動明王(ふどうみょうおう) を 中心(ちゅうしん) として、 東(ひがし) に 降三世明王(ごうざんぜみょうおう) ( 向(む) かって 右下(みぎした) )、 南(みなみ) に 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう) ( 左下(ひだりした) )、 西(にし) に 大威徳明王(だいいとくみょうおう) ( 左上(ひだりうえ) )、 北(きた) に 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう) ( 右上(みぎうえ) )を 配(はい) しています。この 配置(はいち) は 真言密教(しんごんみっきょう) (注1)に 伝承(でんしょう) されるもので、それぞれが 背中(せなか) に 火焔(かえん) を 負(お) い、 手(て) に 武器(ぶき) を 持(も) ち、 忿怒(ふんぬ) (注2)の 表情(ひょうじょう) をしています。
  五大明王(ごだいみょうおう) は 本来(ほんらい) 、 調伏(ちょうぶく) (注3)や 安産(あんざん) の 祈願(きがん) に 用(もち) いられ、 所願成就(しょがんじょうじゅ) などの 功徳(くどく) が 期待(きたい) されて、 平安時代(へいあんじだい) から 鎌倉時代(かまくらじだい) にかけて 貴族階級(きぞくかいきゅう) の 間(あいだ) で 信仰(しんこう) されたと 言(い) われています。

 

注1  密教(みっきょう) … 仏(ほとけ) ( 大日如来(だいにちにょらい) )と 行者(ぎょうじゃ) が 一体(いったい) となる 行(ぎょう) ( 三密行(さんみつぎょう) )を 通(つう) じて 仏(ほとけ) と 人間(にんげん) が 本質的(ほんしつてき) に 異(こと) ならないことを 知(し) るための 教(おし) え。
注2  忿怒(ふんぬ) …いきどおりいかること。
注3  調伏(ちょうぶく) … 制御(せいぎょ) 、 教化(きょうか) 、 鎮圧(ちんあつ) 、 制服(せいふく) 、 呪詛(じゅそ) の 削除(さくじょ) などの 意味(いみ) がある。