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十三仏種子板碑(じゅうさんぶつしゅじいたび)

更新日:2021年7月1日更新印刷ページ表示
十三の種子(梵字)が刻まれている
熊野神社本殿に向かって右の土地に立つ板碑

区分

市指定

分類

有形文化財

種別

建造物

指定年月日

昭和45年11月3日

所有者及び管理者

熊野神社

所在地

南あわじ市志知飯山寺297

時代または年代

室町時代【元亀2年(1571)】

備考

大きさ:高さ128センチメートル
素材:砂岩

内容

  熊野神社(くまのじんじゃ) の 境内(けいだい) に、 砂岩(さがん) の 板碑(いたび) が 立(た) っています。 上半部(じょうはんぶ) の 平(たい) らな 碑面(ひめん) に 十三尊仏像(じゅうさんぞんぶつぞう) (注1)の 代(か) わりに、 種子(しゅじ) (注2)が 彫刻(ちょうこく) されています。 下半部中央(かはんぶちゅうおう) に「 念仏講中結衆(ねんぶつこうじゅうけっしゅう) 」と 彫(ほ) られ、その 左右(さゆう) には、29 人(にん) の 名前(なまえ) と 法名(ほうみょう) (注3)が 刻(きざ) まれています。これは、 念仏講中(ねんぶつこうじゅう) が 逆修(ぎゃくしゅ) 、つまり、 生存中(せいぞんちゅう) に 死後(しご) の 冥福(めいふく) のために 供養塔(くようとう) として 建(た) てたものです。
  仏像(ぶつぞう) ではなく 種子(しゅじ) を 彫刻(ちょうこく) した 板碑(いたび) は、 兵庫県下(ひょうごけんか) でもその 例(れい) が 少(すく) なく、「 元亀二年(げんきにねん) 」の 刻銘(こくめい) があり、 淡路島(あわじしま) における 室町時代(むろまちじだい) に 建(た) てられた 貴重(きちょう) な 板碑(いたび) です。

注1  十三仏(じゅうさんぶつ) … 人(ひと) の 死後(しご) 初七日(しょなのか) から 三十三回忌(さんじゅうさんかいき) までの 忌日(きにち) を 司(つかさど) るとされる 十三(じゅうさん) の 仏(ほとけ) の 総称(そうしょう) 。

1 番(ばん) : 不動明王(ふどうみょうおう)
2 番(ばん) : 釈迦如来(しゃかにょらい)
3 番(ばん) : 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
4 番(ばん) : 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
5 番(ばん) : 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
6 番(ばん) : 弥勒菩薩(みろくぼさつ)
7 番(ばん) : 薬師如来(やくしにょらい)
8 番(ばん) : 観音菩薩(かんのんぼさつ)
9 番(ばん) : 勢至菩薩(せいしぼさつ)
10 番(ばん) : 阿弥陀如来(あみだにょらい)
11 番(ばん) : 阿閦如来(あしゅくにょらい)
12 番(ばん) : 大日如来(だいにちにょらい)
13 番(ばん) : 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

注2  種子(しゅじ) … 密教(みっきょう) で 仏(ほとけ) ・ 菩薩(ぼさつ) を 標示(ひょうじ) する 梵字(ぼんじ) 。
注3  法名(ほうみょう) … 死後(しご) におくる 名(な) 。