区分
国指定
分類
有形文化財
種別
彫刻
指定年月日
明治34年8月2日
所有者及び管理者
護国寺
所在地
南あわじ市賀集八幡732
時代または年代
平安時代後期(藤原時代)
内容
この
像
は、
護国寺
の
本尊
です。
平安時代末期
の
作
でヒノキ
材
による
寄木造
り(注1)です。
両手
を
膝
の
上
で
重
ねた
法界定印
を
結
んでいることから、
胎蔵界
(注2)の
大日如来
であることがわかります。
頭上
にかなり
高
く
髪
を
結
んでおり、
顔
は
眉目
の
彫刻
も
浅
く
理知的
で
秀麗
な
表情
を
見
せています。
全体
の
作風
は
温雅
で、
肩
から
胸
、
腹
にかけての
姿態
の
造形
も
調和
がとれており、
衣
の
文様
も
柔
らかな
曲線
で
表現
されていることから
藤原時代
のいわゆる
国風文化
の
特色
がよくわかります。
明治
34
年
(1901)8
月
2日
に
国宝
に
指定
され、
現在
は
国
の
重要文化財
に
指定
されています。
注1
寄木造
り…
頭部
・
胴体部
の
基本部
を
二材
以上
の
木
を
寄
せ
合
わせて
造
るもの。
注2
胎蔵界
…
大日如来
を
本来的
な
悟
りである
理性
の
面
から
見
ていう
語
で、
理性
が
胎児
のように
慈悲
に
包
まれてはぐくまれていることからこう
名
づける。